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【Working at ASML】社員インタビュー/"学べる環境”そのものが大きな魅力。まずは半導体をネットで調べるところから始めてほしい。

こんにちは、エーエスエムエル・ジャパンです。
ASMLでは半導体業界経験者だけでなく、業界未経験のスタッフも多く働いています。ここ数年は新卒採用にも力を入れており、入社5年以内の社員割合が増えてきました。

業界未経験から入社された方の経歴は、物理学/化学/メカトロニクス/電気工学/機械工学/光学/ソフトウェア・情報科学といった学科を専攻されていた方や異業界でフィールドエンジニアや研究職に就かれていた方など様々。

そんな異なる分野から就職・転職をされてきた方にフォーカスして、「Working at ASML(ASMLで働くこと)」についてインタビューをしていきます。今回は2022年に入社された松尾さんにお話いただきました。

Satoshi Matsuo/松尾 智史
Joined in 2022/2022年入社
CS CW Yokkaichi Apps/カスタマーサポート本部 四日市事務所
Applications Engineer/アプリケーションエンジニア


Reason ー 私がASMLを選んだ理由ー

ー 入社するまではアメリカに住まれていたとのことですが、日本で働こうと思ったきっかけを教えてください。

松尾:入社前は、アメリカの大学で物質工学を専攻し、博士課程に進み炭素繊維の研究に取り組んでいました。卒業後の進路として、アメリカでの就職も考えていたのですが、私が行っていた研究分野で就業するには法律上の課題などもあり、日本で働くことを検討していました。

ー その中でも、ASMLに入社した決め手は何でしたか?

松尾:研究分野とは異なりますが、半導体業界に興味を持ち仕事を探していたところ、LinkedinでASMLの求人が目に止まったんです。勤務地である四日市は出身地とも近く、そこで暮らすイメージを持ちやすかったということもあります。面接で話を聞くと、半導体露光装置に関わる計測装置の仕組みがとても興味深く、技術を通して最適化を顧客に提供するアプリケーションエンジニアの仕事に魅力を感じました。

Work ー アプリケーションエンジニアの仕事 ー

ー では、現在担当されているお仕事について教えてください。

松尾:私は四日市事務所のCS Apps というチームに所属しています。半導体デバイスの設計から製造、販売までを一貫して手掛ける企業をクライアントに持ち、量産ラインにおいて露光装置と合わせて使うことのできる計測装置「YieldStar」のサポートを担当しています。その中で私は装置・システムを使用したデータ取得や計測、計測に必要なレシピの作成、パフォーマンス向上のためのデータ解析などに従事しています。

計測装置のデータ解析では、「レシピ」と呼ばれる計測のためのセッティングを都度ブラッシュアップしています。目の前の結果から解決方法を導き、よりよい方向へと最適化する仕事は、研究活動とはアプローチは違っても重なる面があるので、面白さを感じています。特にデータ解析をする中で問題点を解決したり、計測レシピのパフォーマンスが向上した時にやりがいや達成感を感じます。

== 1日のスケジュール例 ==
スケジュールはその都度変わりますが、クライアントのFab(工場)に行く機会も多くあります。一日の予定やタスクはチーム内で話し合って決めているので、自分のペースで取り組むことができています。

【クライアント先での勤務の場合】
▼ 午前
・クライアントのFabへ移動 
・CR (Clean Room) での作業
▼ 午後
・(必要に応じて)CR での作業
・資料作成
・Web会議など

【事務所内での勤務の場合】
・専用ソフトを使ってデータ解析や結果の取りまとめ
・資料作成
・お客様とのやり取り(主にメール)
・Web会議など 

ー グローバルな人材と働くことが多いそうですが、コミュニケーションをとる上で大切にしていることはありますか?

松尾:日々の業務においては、フィールドサービスエンジニアや日本以外の拠点にいるメンバー、オランダ本社などと連携する機会が多くあります。例えば、オランダ本社のメンバーとは週1回ミーティングをしています。また、所属しているCS Apps チームには、日本や韓国、中国出身のメンバーが在籍しています。ASML内の公用語は英語ですが、チーム内では主に日本語を使用しています。役割分担や綿密なコミュニケーションが欠かせない仕事なので、チームワークを大切にするよう心がけています。

グローバルな人材と共に働く上では「この人は、この国の出身だからこうだろう」といったステレオタイプのような推測や考えを持たないよう心がけています。特にコミュニケーションを取る上で、なるべく簡潔に必要な事を正確に伝えること、また不明な点はきちんと確認するよう気を付けています。

Career ー これまでの成長と今後のキャリア ー

ー 未経験で入社されたとのことですが、技術を身につける難しさを感じることはありますか?

松尾:入社後はオランダ本社が行うトレーニングに参加したり、実務に関しては先輩から指導を受けたりと、業務理解を深めることができたので、入社後のギャップやつまずきはありませんでした。
 
覚えることや新しく学ぶことは多いですが、上司にも気軽に質問しやすく、メンターや先輩社員からも教わることができ、ストレスを感じることもありません。また、研修・トレーニングを通して専門知識を身につけ、技術の向上を図れる機会が多く用意されているので、学ぶことが好きな方には魅力的な環境が整っていると思います。
 
担当している装置・システムに関する知識や解析に使用するソフトウェアの使用法などは、これまでに受けた研修や現場での経験を通して、スキルが身についてきました。少しずつですが、日々の業務でチームに貢献できている実感があります。

ー 学ぶことが好きな方にとって充実した環境と感じておられるんですね。
 では今後の目標があれば教えてください。

松尾:まだメンターの方から教わることが中心のため、現時点では具体的なキャリアパスは考えていませんが、まずはいち早く知識を吸収し、一人で業務が遂行できるようになりたいと思います。将来的には専門的な技術を広く身につけ、現在サポートしている計測装置・システム以外にも携われるようになりたいと考えています。

Value - ASMLで働く価値とは -

ー 入社されて1年ほどかと思いますが、ASMLならではの風土で魅力に感じることはありますか?

松尾:そうですね。ASMLには誰もがアイデアや意見を言いやすい風土があることでしょうか。所属チームでは必要に応じて短いミーティングを行っていて、データの解析方法などを話す際、アイデアや意見を出し合って良い方法を採用するということを日常的に実施しています。

アイデアや意見を出すことは、ASML内で特別なことではなく、むしろそれが当たり前という文化です。直接の上司ともコミュニケーションを取る機会が多く、業務上で改善可能な点など、出来る限りサポートしてくれる環境だと思います。
 

ー 業務以外のことで魅力に感じるポイントについても教えてください。

松尾:所属チームによって異なりますが、CS Appsは基本的に土日祝休みで、有給休暇も取りやすい環境です。休みの日は家族と一緒に過ごす事が多く、ASML入社前はしばらく海外にいたので、特に日本の食べ物や季節のイベントなどを楽しんでいます。
 
四日市事務所の周辺は生活に必要なものは揃っていますし、少し足をのばせば名古屋や大阪などの比較的大きな都市や自然が多い場所にも行けますので、暮らしやすく気に入っています。配属先への赴任にあたっては、入社時の転居に伴う転居サポートプログラムがあり、必要要件を満たせば敷金・礼金、転居費用のサポートも受けられます。

Message - エンジニアを目指す方へ -

ー ASMLでエンジニアを目指す方に向けて、アドバイスをお願いします。

松尾:ASMLのエンジニアには、新しい知識・技術を学ぶのが好きな方、問題解決が好きな方が向いているのではないかと思います。チーム内は工学や物理を専攻したメンバーが多いですが、プログラミングが得意な同僚は手間のかかる業務を効率化してくれたりとそれぞれが強みを発揮しています。
 
半導体業界に興味のある方は、応募前に半導体についてインターネットなどで調べてみるとよいかと思います。半導体に関するニュースや記事を読んでもいいですし、ASMLのグローバルサイトはかなり情報量が多く、半導体の基礎的知識や装置に関する説明など、読み応えがありますのでおすすめです。

ー 最後に、松尾さんご自身はどんなエンジニアになりたいですか? 

松尾:半導体は現代社会のあらゆる側面に影響を与えています。自分が携わるASMLの装置によって作られた製品が、さまざまな人たちの生活の質の向上に貢献しているだろうと考えることもあります。これからも目の前の業務に真摯に取り組みながら、クライアントの課題解決に貢献できるエンジニアを目指していきます。

エーエスエムエル・ジャパンでは、年間を通してエンジニアの採用を行っています。興味をお持ちになった方は、ぜひ弊社HPをご覧ください。

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