【Working at ASML】社員インタビュー/キャリアは自分で決める。それを支えてくれる最高の環境がASMLにはある。
こんにちは、エーエスエムエル・ジャパンです。
ASMLで働くことについてインタビューをしていく「Working at ASML」。今回は2018年に入社されたキムさんにお話を伺いました。
入社後にジョブチェンジされたキムさん。その背景には個人の成長を後押しする「企業風土」と自分の意見を自由に発言できる「Speak up文化」があったそうです。今回の記事では、キムさんがどのようにしてキャリアを決めていったのかについてお話いただきました。
Kim Hyojoon/キム ヒョジュン
Joined in 2018/2018年入社
Hiroshima Apps DUV team/カスタマーサポート本部 広島事務所
Application Engineer/アプリケーションエンジニア
Reason ー 私がASMLを選んだ理由ー
ー キムさんは韓国のご出身ですが、日本で働くことを選んだ理由について教えていただけますか?
キム:韓国の大学では産業工学を専攻し、半導体装置を用いた生産性向上の研究に携わってきました。元々グローバルな環境で働きたいという希望はあったのですが、会社自体がグローバルな環境というだけでなく、自国を離れて暮らしてみたいという思いがありました。その点、日本は韓国からの距離も近く、文化の違う環境で働けるということから日本国内での仕事を探していました。
ー その中でもASMLに就職した決め手はなんだったのでしょうか?
キム:韓国では半導体産業はとても重要な産業の1つと捉えられています。半導体産業に関わっている企業は世界中にたくさんありますが、その中でもASMLは世界No.1の技術力を持つグローバル企業であること。そして、経験や入社年時を問わず自分の意見を自由に発言できる「Speak up文化」に魅力を感じ入社を決めました。
Work ー アプリケーションエンジニアの仕事 ー
ー では、現在担当されているお仕事について教えてください。
キム:最初はフィールドサービスエンジニアとして入社し、装置の修理や整備、パラメーターのモニタリングなどを担当していました。
やがて「装置だけでなく半導体全般に携わりたい」「プロジェクトマネージャーに関する仕事にも挑戦したい」と思うようになり、2022年からはクライアントである半導体メーカーに技術的なソリューションを提供するApps DUV teamに異動。アプリケーションエンジニアとして、装置の評価と設置、初期運用をオランダ本社と協力しながら行っています。
クライアントからは、さまざまな依頼やご相談をいただきます。装置の電源が落ちてしまった際に修理対応をしたり、期待するパフォーマンスに至らない場合は改善の依頼をしたり、モニタリングなどを実施しています。
ー クライアントに近い立場でお仕事をされているんですね。日々仕事をする中で、大切にしていることはありますでしょうか?
キム:装置を一人で取り扱うのは難しいため、テクニカルサポートやフィールドサポートエンジニアなど、他部署と連携する機会が多くあります。例えば、装置に問題が発生した際には、各モジュールの専門スタッフからの意見をまとめる必要があり、私はCS(Customer Service)という立場上、それぞれの情報を整理してクライアントに説明する必要があります。新規の装置を導入する際には、社内はもちろんパートナー企業とも日程をシェアしながら仕事しなければならないので、チームワークとコミュニケーションを大切にしています。
ー 業務の中でやりがいを感じる瞬間についても教えていただけますか?
キム:自分の仕事が生産量や装置の起動時間、パフォーマンスなどの数字に即座に反映されることです。結果のみに限らずその過程も評価してもらえたり、定期的に適切なフィードバックもあるためモチベーションを保ちながら仕事に取り組めています。
また、異動して一年が経ちましたが、CSとしてお客様とコミュニケーションする機会が多く、顧客対応スキルやどのような状況でも瞬時に対応する瞬発力、他部署と協力する能力が身についたことも、仕事へのモチベーションにつながっています。
Career ー これまでの成長と今後のキャリア ー
ー 新卒で入社されたとのことですが、これまでどんな研修を受けられましたか?
キム:入社して最初の1ヶ月間は「CBT」というオンライン研修を受講し、その後、韓国のトレーニングセンターで2〜3ヶ月間、装置の原理や理論、整備技術に関する研修を受けました。海外出張を含め台湾や韓国、オランダなど海外で学ぶ機会は多く、研修体制は充実しています。ASML CEOのピーター・ウェニンクが「We can only grow as fast as our people grow.」と言っているように、教育に力を入れている会社だと感じています。
言語はお客様とは日本語、社内では主に英語を使用します。私はまだ受講したことはありませんが、日本語学習の機会も会社がサポートしてくれます。
ー 入社後にジョブチェンジするにあたり、会社からのサポートにはどのようなものがありましたか?
キム:ASMLでは3C「Challenging、Collaboration、Care」を大切にしていて、他のポジションや職務への挑戦を後押ししてくれます。私は社内の公募制度でアプリケーションエンジニアの募集を見つけ、上司に相談してエントリーしました。
上司とは毎月1on1を行っています。年初めには今年の目標を一緒に相談しながら設定し、定期的に目標をモニタリングしながら再調整したり、進捗を確認したりします。また「将来的にどのようなキャリアで働きたいのか」というDAP(Development and Performance)についても話し合います。目標に応じて必要な会社の技術的な研修やEmail Logic、Leadership Course、Communicationなどの研修にも参加することが可能です。
ー 手厚いサポートがあったからこそ、ジョブチェンジが実現したんですね。では、今後のキャリアについてはいかがでしょうか?
直近の目標は、新たに導入する装置の立ち上げをスムーズに行い、顧客にリリースできるようになることです。将来的にはマネジメントにも挑戦したいと考えています。
Value - ASMLで働く価値とは -
ー ASMLで働く上で、特に魅力に感じていることについて教えてください。
キム:ASMLには入社年次や役職、経験に関係なく自分の意見を自由に言える「Speak up文化」があります。これはASMLならでの「自由さ」「柔軟性」「多様性」「包容性」を象徴する文化です。Speak upでは自分の意見を出すことも大事ですが、相手を思いやり傾聴することが大切です。お互いに相手の意見を無視せず、先入観にとらわれず耳を傾けるよう心がけています。
Speak up文化として特に印象に残っているのは、新人社員のころの出来事です。装置の問題に関して先輩と意見の食い違いがありました。先輩は多忙な中でも私の意見をちゃんと聞いてくれて、「私がなぜそう考えたのか」「どこを間違えて理解しているのか」を冷静に把握し、正しい答えを丁寧に教えてくださいました。
入社して多様な文化に触れて実感することは、相手の意見を尊重することの大切さ。そして「間違いを指摘する」ではなく「違いを認める」というマインドセットです。様々な経験やバックグラウンドを持つ人々が働いているので、意見が異なることはもちろんあります。その時に「あなたの意見は間違っています」ではなく、お互いを尊重しながら違いを認めた上で、よりよい良いアイデア・方法へ導く心の準備が大切だと思っています。
ー 日本に移住されて、普段はどのような過ごし方をされていますか?
キム: 終業後にはジムに行ったり読書をしたりと、リフレッシュの時間に充てています。私が勤務する広島事業所は東広島市にあり、大規模な都市ではありませんが住みやすい町です。広島は日本酒が有名で、毎年10月には酒祭りも開催されています。魚や牡蠣なども新鮮で、魚介好きな私にとっては最高の土地です。
日本へ転居する際には、住居探しや引越しに関してサポートしてもらえたので、新しい環境への不安も少なかったですね。
Message - エンジニアを目指す方へ -
ー ASMLで活躍できる人材とはどんな方だと思いますか?
キム:自信を持って自分の意見を言えるコミュニケーション能力がある人、自分の発言や担当業務に責任感もって最後までフォローできる人です。なぜそう思うかというと、業務においては一人で作業するよりも、他部署と協力する機会が格段に多いためです。入念に準備した上で自信を持って行動し、最後まで責任感もって仕事ができる人であれば、ASMLで活躍できる人になれるのではないでしょうか。
ー 最後に、ASMLでエンジニアを目指す方にメッセージをお願いします。
キム:半導体はあらゆる産業の基礎となる存在で、今後更なる成長が予測されています。そういった半導体産業の中核とも言えるASMLは、40年近く業界をリードしてきた会社です。
ASMLでは、装置を整備するエンジニアだけではなく、カスタマーサポートや物流管理、プロジェクト管理、マネジメントなど、さまざまなキャリアの選択肢があります。新しい技術が好きで好奇心を持って取り組める方には、大きな可能性が広がるフィールドだと思います。
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