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【Working at ASML】社員インタビュー/ASMLでなりたいキャリアを実現する。“成長につながるスキル”が身につく環境とは。

こんにちは、エーエスエムエル・ジャパンです。
ASMLで働く社員にインタビューする「Working at ASML」
今回は、来日当初、日系の半導体関連企業に勤めていたというチェンさんです。

チェンさんは、ASMLに転職したことでビジネスパーソンとして大きく成長できた、と話してくれました。ASMLで身に付いた”成長するために必要なスキル”とは、どのようなものなのでしょうか。

Kaishuo Chen/カイシュオ チェン
Joined in 2018/2018年入社
ASML Japan Kumamoto/熊本オフィス
Application Engineer/アプリケーションエンジニア


Reason ー 私がASMLを選んだ理由 ー

ー 来日からASMLに入社するまでの経緯を教えてください。

チェン:来日したのは2016年のことです。ハードウェアの先端技術といえば半導体だと考えていたので、半導体業界に入りました。最初は日系の半導体関連企業にいたのですが、露光装置のシェア世界No.1のASMLなら、より専門的な知識が身につけられると思い転職を決意しました。

ASMLは半導体チップを作っているメーカーではないので、日本ではあまり知られていませんが、半導体チップの製造を支えているのはASMLなんです。圧倒的な技術を持ち、グローバルに展開するASMLなら、世界中に人的ネットワークを作れると考えたのも入社の決め手です。

Work − アプリケーションエンジニアの仕事 −

ー 担当されている業務について教えてください。

チェン:私が担当しているのは、クライアントがASMLの露光装置を使いこなすサポートをする、アプリケーションエンジニアです。生産品質の向上やトラブル時の対応など、半導体露光装置のソフト面のサポートを行なっています。

熊本事務所に異動する前は、三重県四日市の事務所でフィールドエンジニアをしていました。フィールドエンジニアとは、簡単に言うと装置が壊れたときに修理をする仕事です。一方、アプリケーションエンジニアは、クライアントが目的に応じて装置を使えるよう、具体的なソリューションを提案します。

ー なぜジョブチェンジをしたのでしょうか?

チェン:新しいことに挑戦したいという気持ちから、アプリケーションエンジニアへのジョブチェンジを希望しました。同じ会社なのに仕事内容が全然違うことも、新しい技術に直接触れられることも、自分自身の成長に繋がっていて面白いと感じています。

Value − ASMLで働く価値とは ー

− アプリケーションエンジニアに必要とされるスキルは何だと思いますか?

チェン:効率的にコミュニケーションする能力だと思います。クライアントが「本当に知りたいことは何か」を見つけるスキルと言ってもいいかもしれません。

例えば、クライアントから要望を詳しく聞いていくと、実際には全く違う問題が潜んでいることがあります。そのため、受け取った情報をそのまま鵜呑みにせず、深掘りしていく必要があるんです。問題にたどり着くまでの近道はないので、間違えながらも進んでいくしかありませんが、ASMLに来て、解決への道を探すマインドが身につきました。

ー そのほか、ASMLで身についたことがあれば、教えてください。

チェン:セルフスタディの能力でしょうか。たとえばフィールドエンジニアの場合、手順書に従って作業します。ところが、実際の作業では手順書に書かれていないことも多くあります。そのため、自分で調べて実行する能力が鍛えられました。

アプリケーションエンジニアでは、装置に関する大量の資料を読み込むところから仕事がはじまります。どんどん新しい技術が登場しますし、装置のアップグレードもありますので、自主的に勉強しないとその装置にどんな機能があるか把握することができません。機能を理解しないことには仕事になりませんから、指示されずとも自分で学ぶ姿勢が身につきました。

ー 職場環境の面では、ASMLの価値はどのようなところにあると思いますか?

チェン:チームで働くとはどういうことか?を理解できるようになるところです。ASMLには、オランダ人、アメリカ人、中国人、韓国人、台湾人などさまざまな国籍の人が働いています。バックグラウンドとなる文化が違えば、考え方も違います。異なる考え方を持つ人が共に働くには、バランス感覚が必要です。特にリーダーを目指す人には欠かせない経験だと思います。

ー では、ASMLの好きなところはどこですか?

チェン:フレンドリーなところです。実は四日市の事務所にいたとき、ちょっとしたトラブルに巻き込まれまして。子供のいたずらで、車の運転中に石を投げられ、ボンネットがへこんでしまったんです。その話を同僚にしたら、「方言は聞き取りにくいし、一人で対応するのは大変だろうから」と一緒に警察に行ってくれたのです。

私は就職のタイミングで来日したので、日本では親族や友人のサポートを受けられません。日本への留学経験もなく、人のネットワークはほぼ職場のみという状況でした。ですので、彼の申し出はすごくありがたかったですね。

以前の職場では、同僚とは仕事以外の接点がほとんどありませんでした。自ら率先して声を掛けたり、手を差し伸べようとしたりする人が多いASMLで働けている私は、恵まれていると思います。

Career − 成長の機会と今後のキャリア ー

ー ASMLでは、どういったタイミングでキャリア相談をするんでしょうか?

チェン:ASMLにはキャリアを自分で決められる環境があるため、「将来どうしたいか」をよく聞かれます。折に触れて、自分の方向性を上司に伝えていくことも大切です。

年に2回面談があるので、そこでキャリアについて話すことができます。また上司との距離が近いので、日頃から話をする機会もたくさんあります。私の上司は忙しい時であっても、「ちょっと話したいので、コールを設定してもらえませんか?」とメッセージを送ると、必ず1対1で話す時間を作ってくれます。キャリア相談だけでなく、ちょっとした困りごとだったり、チームでの悩みごとだったり。そういったことも気軽に話ができますね。

ー チェンさんはどんなキャリアを目指していますか?

チェン:様々なキャリアの選択肢がありますが、私はエンジニアチームのリーダーやマネージャーのポジションに就きたいと考えています。その意向は上司にも伝えていて、具体的なアドバイスをもらいました。

ー それはどのようなアドバイスでしたか?

チェン:知識を深掘りするより、広げた方がいいとアドバイスされました。

例えば、アプリケーションチームの場合、メンバーごとにフォーカスしている分野や装置が異なります。ところが、クライアントの要求に対しては、1つのことを知っているだけでは十分ではありません。

知識の深さはそれほどでなくても、横断的に理解していた方がクライアントの要求に応えられることは多いでしょう。少なくとも、どこに詳しく聞けばいいのかなど、方向性を見出すことはできますね。

日本やアジアの文化圏は、一つのことを突き詰めることに価値を置いていることが多いと感じます。しかし、どんどん別の仕事をしていいというのがASMLの考え方です。社内でキャリアチェンジできるのが、ASMLの魅力だと思います。

Message − エンジニアを目指す方へ −

ー 最後に、ASMLのエンジニアを目指す方へメッセージをお願いします。

チェン:実際に露光装置を扱ってみると、そのすごさを感じていただけると思います。1つのアイディアを磨き上げ実現するまでには、10年から20年の年月がかかると言われています。こうしている間にも、見えないところでどんどんアイディアが生まれ、技術開発が進んでいるのです。

これからも、世界規模で半導体業界は発展を続けていくでしょう。そしてASMLはこの業界をリードするポジションにいます。

新しい技術やそれが実現する新しい世界を見たい人は、ASMLに来てください。半導体業界を目指す上で、言語スキルはさほど大きい壁ではありません。新しいことへの興味や学ぶ意欲がある人は、ぜひ一緒に働きましょう。


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