フランス音楽研究会

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ドビュッシー 飛翔する感性 2024年5月19日 午後2時半開演 つくばノバ小ホール

この度、新しく開館したつくばノバホール別館(小ホール)にて、レクチャーコンサートを開催する運びとなりました。クロード・ドビュッシーが、詩人や画家たちと交流しながら、印象派から象徴派へと進化してゆく様子を辿ります。コンサートの核となる「ビリティスの歌」は、音楽・絵画・語りが一体となるようオリジナル編集いたしました。 展示サロンにて、「マラルメと画家たち」もお楽しみいただけます。 詩の朗読・絵画・レクチャーを交えながらの異分野を融合した♪コンサート♪をお楽しみいただけましたら

    • La bergeronnette セキレイ・羊飼い娘

      フランス音楽研究会では、2020年からブルクミュラー(1806-1874)作曲「25のエチュード」(1851年初版出版)の各タイトルの裏に隠された文化的背景を探ってきました。 第11番の"La bergeronnette"は、日本では「セキレイ」と訳されています。ウィーン原典版では、独/英訳で "Die Bachstelze / The Wagtail"と訳され、それぞれに「セキレイ」の意味です。しかし、1905年出版のペータース版では、"Die junge Schäferi

      • 19世紀フランス社交界でのブルクミュラー『25のエチュード』フランス音楽研究会

        ブルクミュラー(1806-1874)の『25のエチュード(練習曲)』(1851年初版出版)は、今でも多くのピアノ学習者に愛されている曲集です。ブルクミュラーはドイツで生まれましたが、26歳ころにパリに移住し、ピアノ教師や作曲の仕事をしました。当時のパリの貴族や富裕なブルジョワの人々は、オペラやバレエを着飾って観劇し、サロン、夜会、舞踏会等でダンスや音楽を楽しみました。ブルクミュラーはバレエ作品の作曲家としても知られていますが、彼のお洒落でエレガントな音楽作品、特に「社交界用の

        • 水面との対話 ドビュッシー「大塚忍写真展」と共に 2023年11月5日

          「水面との対話」、この度、公益財団法人いばらき文化振興財団の助成を受けて実施する運びとなりました。会場の「夢工房」の壁面に、大塚氏による 四季折々の写真が波打つように並びます。 コンサートでは、市川景之氏のトークも交えながら、ドビュッシーの「水にまつわる作品」を演奏します。「ビリティスの歌」は、音楽と絵画と語りが一体となるよう当会がオリジナルに編集したものです。コンサート後は、大塚忍氏のトークと共に、写真展「dialogue」をお楽しみください。水面で繰り広げられる、植物や

        ドビュッシー 飛翔する感性 2024年5月19日 午後2時半開演 つくばノバ小ホール

          ブルクミュラー 多彩な表現を求めて 2023年9月3日          

          ピティナつくばSUNステーション主催で、2023年9月3日(日)10:30-12:30 つくば文化会館 アルスホールにて ブルクミュラーの親子ワークを開催します。(企画:フランス音楽研究会) フランス音楽研究会では、2020年からブルクミュラー「25のエチュード」の各タイトルの裏に隠された文化的背景を探ってきました。同時代の絵画、ファッションプレート、舞踏、文学、風俗文化等に触れてゆくうちに、「25のエチュード」は、前期ロマン派、中期ロマン派の基本的な時代精神を肌で感じるこ

          ブルクミュラー 多彩な表現を求めて 2023年9月3日