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ソーミンチャンプルーを作ったら、教科書の出版社を調べることになった話。

長女が久しぶりに幼稚園に行くようになって早一週間が過ぎた。私は次女と一緒に食べるお昼を何にしようか考えていたが、一束だけ残っていたそうめんを思い出し、ツナ缶と残り野菜を加え、ソーミンチャンプルーを作ることにした。

ありあわせのものにしてはまあまあいい出来になり、私は国語の教科書にソーミンチャンプルーが出てきたことを思い出して検索したら、それは小学5年生のときの教科書、椎名誠のヤドカリ探検隊の話であることが判明した。作ったソーミンチャンプルーをツイッターに載せて懐かしさに浸った。

そして週末。またソーミンチャンプルーをつくったのだがその時夫にヤドカリ探検隊の話が教科書に載っていた話を振ってみた。懐かしいね〜と返事がくるかと思いきや

「?……そんな話あったっけ……???」

と首をかしげられた。ええええ!?知らないの!?と驚いた。とりあえず家族みんなでソーミンチャンプルーを食べたものの、長女は味が好みでなかったのか残すし、次女は眠くてグズグズだし、なんだか微妙な雰囲気になってしまった。食後、次女が昼寝をしてから夫がヤドカリ探検隊を知らなかったという内容をツイートしたら、「ソーミンチャンプルー初耳です」というリプをいただいた。あれっ、そうなんだ……!私が読んだあの話は一体何だったのか。と?マークだらけになってしまい、出版社のサイトをみてみたら、謎があっという間に解けた。

私が使っていた教科書はこれなのだが、どうも私の学年(1996年)で版が変わったらしい。そして、平成7年(1995年)以前の版では、ヤドカリ探検隊は載っていないようだ。それで私より3歳上の夫は知らなかったのか…とようやく腑に落ちた。

まさか、ソーミンチャンプルーを作ったら国語の教科書について調べることになるとは思わなかったが、ちょっとした謎が解けてなかなか面白かった。

そして、光村図書のサイトを見たら懐かしさのこみ上げ方が半端じゃない…!!1年生のときの、くじら雲、2年生のときのたんぽぽのちえにスーホの白い馬。3年生のつり橋わたれ。そして5年生ときのおみやげ、一秒が一年を壊す。学年によって内容の記憶に濃淡があって、5年生ときの教科書の内容が一番思い出深かった。子供の頃の記憶がこんなに簡単に辿れるようになったなんて、便利な時代になったものだなぁ。


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