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昼顔。

1967年フランス映画
主演:カトリーヌ・ドヌーブ

最近、ダーリンと一緒に観た映画です。
ダーリンの評価はイマイチでした….
観ていて少々疲れたそうです。

観ている者に何かしらの感情を抱かせる作品は
それだけ訴えかけるチカラが大きいのでしょうか….正しく名作ですよね。

カトリーヌ・ドヌーヴ演じる
ブルジョワ階級の人妻セヴリーヌは
麗しい可憐な淑女であり.
性に対して臆病でもあると
紳士的且つ優しい夫には思われているのだが、

自身の素性を知らぬ他者に対しては
マゾヒズムの一面を余す事なく開示し
乱雑に扱われる事で性の快楽を得ているのだ。

自身を乱暴に扱われる行為に対して興奮を覚える
退廃的な雰囲気は美しくもありますが、
私の目には度々に痛々しくも映りました。
痛みは時に妖しく淫靡に映るのでしょうか….

私自身は痛みによって快楽を得る趣向が無い為に
少々暴力的な行為や強い口調の描写には
目を覆ってしまいたくなる様なシーンも
少なく有りませんでした。

自らが淫らな娼婦になる事で.
もうひとりの自分を自身で作り上げる事で
漸く自身の奥底に有る女の姿を.
性欲望を解き放つ事が出来るといった事は…

…どの女性にも有るのかもしれない.
とも感じながら観ておりました。

私個人的にはジュヌヴィエーヴ・パージェ演じる
“アナイス”が、
娼館を営む女主人が
妖しい雰囲気を纏う好みの女性で有りました。

asukaのオススメ度/★★★★☆

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