バヘイリーニャスで出会ったアルゼンチン人のマックス。南米最南端のウシュアイアからアラスカに向かってキャンピングカーでのんびり旅をしている。まっすぐ北に向かっているのかと、思いきや、南米を行ったり来たり…お母さんの誕生日には家に帰ったり…

彼にはレンソイスでドローン撮影してもらった

彼は旅しながら、時々、ドローンで撮影して仕事をしたりしている

でも、彼が撮影するのは仕事だからではない、なにより

彼自身が撮りたいからだ

彼はある時、旅に出た。暇だったし、楽しかったから毎日ドローンを飛ばしていた。風が強い日も、雨の日も毎日毎日。壊れることを恐れていたら、上手くならないし、良い絵も撮れない。まるで、子供がオモチャで遊ぶように毎日毎日ドローンを飛ばしながら、旅をしていた。

ある日、母国アルゼンチンに帰ったら突然、
「マックス！CMの撮影があってドローンで撮ってくれないか？」と、言われた。マックスは超有名自動車会社のCMを何社か撮ることになった。想像もしていなかった額の収入を得た。彼は実際にアルゼンチンにレストランを所有している。

そんな最中、彼は癌になり、奇跡的に回復する。

改めて彼は思う、

僕にはお金より時間が大事なんだよ。奇跡的に命をつなぐことができた今、リラックスできて楽しく過ごせることが何よりも大事。好きなことをして、誰かが喜んでくれる。お金は生活できるだけあればいい…

彼は実際に私達からも必要以上にお金を取らなかった（彼のツアー同行代くらい）。本当は動画2つ、写真20枚のところ、結局、どちらもたくさん撮ってくれた

凄くいいのが撮れたよ！！！

と、少年のように楽しそうに言いながら…

彼は営業もしない。

ドローン！ドローン！って営業したくない。良いと思ったら、興味がありそうな人に紹介してあげて…

というだけ…実際に私達も同じホステルに泊まったカナダ人とイタリア人のカップルにすごく良かったよ！と、教えてもらって彼を知った。

彼には夢がある！アワード名は忘れたが、写真の賞を撮ること。それは簡単なことではなくて、世界中でそれを目指している人がいるらしい。でも、彼は楽しそうに、この日もファインダーを覗いていた

Amazing!!

と、言いながら…

ほら！！できるよ！！肩の力を抜いて、楽しんで！！

そう、言われたような気がする
そんな出会いだった
私もあなたのようでありたい

ありがとう、マックス
ありがとう、異国のカップル
ありがとう、レンソイス