「家に1人でいると寂しい」と言えない

この休職期間、お世話になっているのがコミュニティスペースです。
図書館でもあり、管理人の方や、利用する方といろいろお話しすることもあります。
本を読んだり、このnoteを書いたり、金継ぎや編み物をさせてもらったり。とにかくいろんな時間の使い方ができます。

編み物をしていたところで、よく会う常連さんに聞かれました。
「どんな気持ちでここを利用しているの?」
家でもできるような作業をわざわざ家から少し離れた場所までなぜくるのか、と言った意図でした。

家にいると、スマホをだらだら見てしまって、なんとなく緊張感がない。
そんな時間の過ごし方が好きではない、という話をしながら、
本当は家で1人でいることが苦痛なのだと、寂しいのだと思いました。

ずっとそのことには気がついていたけれど、言葉にしてこなかったし、常連さんに伝えるときも、直接言葉にはできませんでした。
なんか、恥ずかしかったから。

「寂しい」
特に、「1人でいると寂しい」という感情。
私は、その感情そのものを認めて、受け入れることができない。
受け入れられなくて、なんだかカッコつけた理由を説明するのも含めて、恥ずかしいし、かえってカッコ悪い。

特に、休職期間中は、大体誰とあっても「今日休み?なんでずっと休みなの?」と聞かれて、説明することがしばしば。
そういうのが億劫な時は誰とも会えない。
社会から断絶されたような気持ちになる。
そう、休職期間中って孤独になりがち。

今回で3回目のお休み。その孤独感を紛らわせるために、様々な場所に出向いている。
(その元気があってよかった)。
そのうちの一つの場所で、なぜここの場所にくるのか尋ねられた。
人は1人では生きていけない、という考えは頭の中にはあるけれど、とっさに出てくるのは、「私は寂しくない」という気持ち。
「寂しい人と思われたくない」のかもしれない。

でも、やっぱり家に1人でいるのは寂しいものがある。
どんな過ごし方でも家に1人でいられる人はすごいなって思います。


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