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比べないメンタル! 1人の他人と5人の私【長編】

ご高覧いただきありがとうございます。

最近、noteの書き方を模索しています。
私の好物の桃もお店に並び始めたので、おいしい桃を食べながら、
読みやすさを求め、創意工夫の日々です。
失敗も経験だと自分に言い聞かせる日々でもあります(笑)

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あなたが苦しいのは比べているから?

導入-1つの苦しさの形

人が1番苦しいのは比べている時である。

隣の芝生は青く見えるとは、実によくできた言葉だと思います。

常日頃から、競争が私たちの周りにあると思いませんか?

学校、部活、遊び、仕事。

様々なもので私たちは競争をしています。
競争の本質は比較です。

どちらが優れているか? どちらが勝っているか?
人間の本質に根付いた部分です。

そして、苦しみの多くを担っています。

けれど、苦しくとも競争こそが人類を発展させてきました

では、人は一体なにと比べ、競争させているのでしょうか?

優劣をつける相手。
それは予想だにしない存在もいるのです。

1つと5つの比べる相手

アナタは誰と比べてますか?

結論から言うと

人間は、『他人と自分』を比べています
そして、『自分と自分』を比べています

実はタイトルにもある「5つ」とは『自分と自分』を指します。

そして、自分が5種類いるとは?

まずは過去の自分です。
その中で『よい過去の自分』『いやな過去の自分』

次に未来の自分です。
その中で『よい未来の自分』『いやな未来の自分』

そして、最後に現在。
『理想の自分』です。

まずは比較相手の正体を知識として得る
それが苦しさからの解放の一歩目となるでしょう。

そして、自分が誰と比べているか?
思考の癖を把握すると良いでしょう。


『他人と自分』の比較

これは予想するのは簡単だと思います。

常日頃から人は他人と自分を比べがちです。

この比べ方は2種類あります。

あの人に比べて自分は良い(まだマシ)。
あの人に比べて自分はダメ。

自分と他人。
どちらかを上下に置いています。

まぁ、どちらも健全ではありません。

他人との比較は…

・他者の評価を気にしている。
・自身の幸せを定められていない
・他人と比べることに意味があると思い込んでいる
・他人と比べないと幸せを実感できない

このような精神状態でもあります。
それでも、ついつい他人と比べてしまう。

しかし、他人と比べても幸せであるとは限りませんよね?

それなのに人は比較ばかりしてしまう。
その度、嫉妬、劣等感、惨めさ、絶望感を味わってしまう。

まるで自ら苦しみの中に入るかのようです。

その理由は、生存本能にあります。

人はまだ生存に命がけだった時代では、
「他者より勝っていれば、安全が確保しやすい」のです。

極端に例えるなら「ライオンより強ければ襲われない」のです。

また、社会的動物である人間にとって、認められることは重要でした
弱い人間は仲間外れにされたら生き残れないのです。

ただ、現代では安全が確保され、寿命も長く、知識も多く、価値観が多様になり、選択肢も多い。

そんな現代においては「他者依存の幸せ」とも考えられるのです。
もちろん勝ち負けを意識した生き方も否定しません。

ただ、現代では「幸せは自分で定めてもいい」と理解しましょう。


『自分と自分』の比較

特に問題なのが『自分と自分』の比較です。

まずは過去の自分です。

その中で『よい過去の自分』『いやな過去の自分』の2種類。

『よい過去の自分』とは?
青春や栄光。輝いていた時代の自分。
つまり、「過去のよい経験」と「現在」を照らし合わせています。

過去の良い記憶から……
「あの頃はよかった」と考えるパターン。
「あの頃があるから今がある」と考えるパターン。

ネガティブにもポジティブにも働く側面があります。

『いやな過去の自分』とは?
過去の苦しく辛い経験した時代の自分。
つまり、「過去のつらい経験」と「現在」を照らし合わせています。

過去のイヤな記憶から……
「あの頃があったから今もダメ」と考えるパターン。
「あの頃よりマシだな」と考えるパターン。

こちらもネガティブにもポジティブにも働く側面があります。


続いて未来の自分。
こちらも『よい未来の自分』『いやな未来の自分』の2種類。

『よい未来の自分』とは?
これから訪れる「よい未来の自分のイメージ」です。

ポジティブに「未来は明るい!」という状態です。
その為、人はすごく前向きになっています。

『いやな未来の自分』とは?
これから訪れる「悪い未来の自分のイメージ」です。

「どうせ自分なんて…」「将来が怖い」と未来を悪く予測します。
その為、すさまじくネガティブになります。


『理想の自分』とは?
今の自分の不安やコンプレックスを解消した自分です。

これは悩みの全て解消した自分
もしくは理想を体現した自分です。

この2つは意識次第です。
つまり、今の環境、今の気分など、自分の状態に左右されます。

ポジティブならば「目標」「希望」。
ネガティブならば「不安」「不満」。

このように変化しやすいものです。

解消方法! 今だけに目を向ける

最後に対策をどうするべきか?
まず第一に知ってほしいのが、実は解消法自体はたくさんあります。

実践方法

今から教えるのは、その中でも即効性が高いもの。
『落ち込んだ状態から回復する解消法』です。

それが
「思考と感情」→「思考を切り離す」→「今に集中する」です。

切り離して集中

まず最初にやるべきこと。
それは「ネガティブな比較対象をピックアップ」することです。

・他人
・よかった過去
・悪い未来
・理想の自分。

この4つです。

まず、知ってほしいのがネガティブな感情と考えが噴き出す瞬間です。
その時、「だいたい体調、気分、調子が悪い」です。

例えば、
花粉症、気圧の変化、
人間関係のトラブル、慣れない仕事、成果がでない勉強。
SNSでキラキラした同級生を見ちゃった。
…等々。

こういった時、体調、気分、調子が悪くなりますよね。
自分の機嫌を損なうと言っていいと思います。

そうすると人はネガティブに物事を考えます。
これらが浮かんだ時、『思考を止める』のです。

イメージでは
「あ、考えてる? 落ち着いて、考えなくていいよ。やめても問題ないよ」
と自分に語りかけてください。

とにかく考えていたら意識して思考を止めます

そして、あとは簡単です。
目の前にあるやるべきことにだけ集中しましょう

本当にこれだけですが、意図してやるとすさまじい効果があります。
重要なのは「意図してやると勝手に脳が覚える」のです。
なので、そのうち勝手にやってくれるようになります。

簡単トレーニング方法

この実践方法は最初は上手くできないかもしれません。

なので、トレーニングとして普段から回数をこなしましょう

その為にも、まずは『思考や感情を観察する』のです

人間はとにかく知らぬ間に思考します。
まずは思考している自分に気がつきましょう。

試しに、今何を考えているか、分かりますか?

・読んでいることに集中している?
・こんなの効くのか?と疑問視してる?
・なるほど!とワクワクしてる?
・馬鹿らしい…と思ってる?
・ちょっと意味わかんねぇな…と思ってる?

これらと同じ、もしくは似た感情、まったく違う感情に気づきましたか?
「気づいた」ということは認識していなかった。

「自分の思考は自分でも意外と分からない」と理解できたはずです。

そして、気が付いた後、
良く考えていたら、さらに良く考えます
悪く考えていたら、思考を止めます。

深呼吸、散歩、瞑想、ストレッチ、声を出す、飲食。
どんな方法でも構いません。
繰り返していると思考停止にも慣れてきます。

最後は『目の前の事に集中します』

これは簡単です。
目の前の問題、課題、仕事、勉強。
何でもいいので集中して、解決だけに専念してください。

「できない自分がどうこう…」など完全に無視です。
とにかく目の前のことに没頭してください。
それだけで大丈夫です。

根本解決ではなく、思考のトレーニング

お分かりかと思いますが、これは根本の解決ではないです。
日々を過ごす為の対処術でしかありません。

思考とは厄介で、
一瞬で問題を深刻かつ複雑化させるのが得意です。

人の思考と行動はリンクしやすい。
余計なことを考えるとミスが多発するものです。

物事を悪い方向に考えれば、
本来すぐ解決する悩みや不安は解決しにくくなります。

終わりに

基本的に、これらは本能に刻まれた思考。
実は当たり前に起こってしまうことです。

ただ、現代のように文明と科学。価値観が進化した時代。
進化させた分だけ人間の頭は良くなっています。

頭がよくなった結果、本能が人を苦しめてしまうこともあるのです。
しかし、本能なので逆らうことは難しい。

なので、本能を知り、対処法を身につける。
これが理性の正しい使い方と言えるかもしれません。


きょうはここまで!
ご高覧いただきありがとうございます。
アナタにご多幸あらんことを!


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