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第2回 500円以内!お金をかけないメンタルセラピー 書き出し編 【長編】

ご高覧いただきありがとうございます。

私は映画が好きで、最近では新しい楽しみ方を発見。

それは混んでいる時、1番後ろの席で観客の反応と共に楽しむこと。
日本は海外と違ってリアクションが少なめですが、
それでも頭の動きとか見えて面白いですね。

映画の値段もそこそこなので、贅沢な楽しみです。
まぁ、集中したい映画では絶対やりませんけどね(笑)

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お金をかけない簡単なセラピー その2

多様に存在するメンタルセラピー。

もちろん個人でできるセラピーも多くあります。

中でも推奨される方法が……

・散歩
・悩みを書き出す(ノートに書く)。
・瞑想

……の3つです。

前回は散歩を特集しました。


大げさですが、今回はタイトルの伏線回収!
500円以内で行えるセラピー。

ノートとペンを使って行うセラピーです。

ちなみに、今回紹介する方法は、

私がやり続けてきた結果、たどり着いた方法です。

先に断っておきたいことがあります。

このセラピーには一定のやり方が存在している訳でありません。
自分のやり方が確立することも、このセラピーにおいては大切になります。

これを踏まえ、参考程度にとどめておく方がよいでしょう。
その方が、気負わずに実行できます。

ノート&ペンでお手軽セラピー

まずはコンビニへ

人間のメンタルの不調には、本当に色んなきっかけがあります。
その中でも多くの原因とされるものがあります。

・人間関係
・仕事
・将来

この3つは常に上位に来る問題です。

その中でも人間関係。
これはほぼ必ず1位に来るレベルです。

この人間関係は非常に厄介で、とにかく多岐にわたります。
パートナー、上司、先輩、後輩、両親、友人、兄弟、ご近所。

人間が生きる以上、果てしなく広がるために悩みは増える一方ですよね。

しかし、実のところ、多くはシンプルな悩みであることが多いです。

このセラピーは、悩みに気づくことに真価を発揮します!

さて、まずは最寄りのコンビニなどで文房具を見つけ、

ペンとノートをご用意ください。

書ければ何でもOKです!
なんなら、紙はカレンダーやチラシの裏でも全然OK!

今回は、それくらいお手軽セラピーでもあります。

あえて注意点をあげるなら、メモ帳はオススメしません。

細かい作業はストレスの元になり得ます。
大きな紙で書く方がいいです。

可視化の重要性

結論から申し上げます。

今回のセラピーの最大のテーマは『可視化』です。

可視化とは?
その名の通り「見えるようにする」という事ですね。

この点を踏まえ、まずは最初に質問をさせていただきます。

『あなたが悩んでいること、目に見えてますか?』

「何を言っているんだ?」と思うならば、それは正しいでしょう。

実は、このセラピーの真骨頂が、この質問に集約されています。

つまり、『目標は悩みを目に見えるようする』ことです。

実践編 ノートとペンを用意

簡単なルール説明

当然ですが、このセラピーにも理屈はたくさんあります。

ただ、とやかく説明するより、まずはやり方です!

このセラピーにはルールがあります。
ルールは以下の通りです。

1段階ルール
・絶対に完璧を目指さない
・誰にも見せない
・ノートは必ず見開きで使う(もったいないはNG!)
・ボールペン、マジックペンがおすすめ(芯が折れるストレスを無くせる)

2段階ルール
・絶対に完璧を目指さない
・日付を書く(どこでもOK)
・長文、箇条書き…どんな形式でもOK
・殴り書く
・字は間違ってもよい。
・思ったことは全て書く
・これは悩み?と思うものでもOK(例:お金持ちになりたい)
・慣れてきたら妄想を書き出すのもOK

3段階ルール
・絶対に完璧を目指さない
・線を引いたり、矢印を使って整理する
・シンプルに書き直す
・解決法を書く(実践する必要はない)

これだけOKです。
箇条書きなので項目が多く、複雑に見えますね。

しかし、ルールはいたってシンプル。

ノートを見開きで使って、日付と思ったことをひたすら書く。
最後に整理し、解決策を書く。

それだけです。

あと「絶対に完璧を目指さない」が何回も出してますが、

これが1番大事なので何度も書いてます。

なぜならセラピーなのに、ストレスを溜めたら意味ないですよね?

「テキトーでいいや」をあえて意識しましょう。


書き方 1~2段階

とはいっても、分かりやすい例でもないと迷ってしまいますよね。
私もお手本やマニュアルが無いと迷ってしまうタイプ。

なので、私が試しに書いたノートを書き方を載せます。

ちなみに今回は例題を考えました。私とは無関係なので、あしからず(笑)
お恥ずかしいですが、もともと字が汚いです。その辺りもご勘弁ください。

1~2段階目の書き方の例

さて、これは1~2段階目の書き方です。

画像を参考にした場合…

・字を間違えたから、テキトーに黒く塗りつぶしている。
・咄嗟に書けなかったので「指摘」が「指てき」になっている。
・急に話題が飛んだり、文が乱雑。

こんなもので構いません。

自分だけ読めればいいので、綺麗に書く必要はなし。

実際、この内容を読んで「ミスの指摘なんて当たり前では?」。
そう感じるかもしれません。

でも、実は他の社員がいる場で1時間説教されていたら?
これなら立派なパワハラになり得ますね。

書き方が雑でも自分が詳細を分かってればいいのです。

重要なのはノートへ気持ちを吐き出すことです。

吐き出す意識だけは忘れないでください。


書き方 3段階「悩みのシンプル化」

さて、まずは殴り書きをしたら一息つきましょう。
ゆっくり深呼吸です。

次は内容を整理します。

その方法は簡単で文章に線を引いて、箇条書きで書き出します。

最初から箇条書きでも、線を引き、改めて書いてください。

この目的は「悩みのシンプル化」を行うためです

こちらも画像で説明しましょう。

3段階目の書き方の例 その1

まず、支離滅裂な文章を線を引くことで重要点をピックアップ
もちろん線の引き方は自由。私も適当です。

そして、その下に箇条書きにしてます。

コツとしては混ぜないことです。

「ミスを指摘して、人の手柄を取ろうとする」 
 ↓
「ミスを指摘してくる」
「人の手柄を取ろうとする」

このようにシンプルに書きます。

何度も言いますが、完璧を目指さないでください。


書き方 3段階「整理整頓」

続いての工程です。

思考を整理整頓します。

下の図のノート右側を見てください。
矢印を使って適当な解決策を書いてます。

3段階目の書き方の例 その2

「抗議」が「抗ギ」なのは、書くのが面倒だっただけです(笑)
こういう事をやってもOKです。

さて、解決法を書きましたが、解決策を実行する訳ではありません。

あくまで「悩みを解決させる方法が存在することを知る」のです。

重要なのは、時間や労力は別としても、

悩みは「やろうと思ったら解決できる」と理解するのです。

思考は連動する

クリアリング

このセラピーは正式名称を「クリアリング」と言います。
私なりに「クリアリング」をアレンジしたものです。

では、クリアリングの目的は?

『絡まっている思考をほどくこと』
『思考の連鎖を阻止すること』

この2つです。
(思考の連鎖に関する解説は他の記事にあります。1番下のリンクへ!)

例えば、「お金がないのは給料が安いからで、それは自分が無能だから」。

このように考えるなら、それは絶対に間違っています。

貯金や資産があれば、お金がないことにはなりません。
能力の良し悪しが決まることもありません。
むしろ、安い給料は会社の問題です。
あなた能力も別の仕事なら、誰よりも役に立つかもしれません。

つまり、クリアリングの効果とは…

悩みを書き出すことによって、可視化できる。
 ↓
可視化によって、整理整頓ができる。
 ↓
整理整頓によって、悩みをシンプルにできる。
 ↓
シンプル化によって、解決法が分かりやすくなる。

このような気づきの連鎖が起こっています。

連動は空白を埋めるため

人間は「複数の悩みをヒモ付けする」生き物です。

悩みが連動し、ヒモ付けされ、絡まってしまう。

その理由は「空白を埋める」ためです。
(空白の解説は別記事でしてますので、1番下のリンクへ!)

脳は、悩みの発生源が分からないと不安を覚えてしまう。

だから、発生源を空白にしない為、悩みを連動させます。

結果的にそれら小さな悩みが絡まって、巨大な悩みになってしまうのです。

事実、例題の悩みも

・仕事がうまくいかない。(仕事の問題)
・上司と折り合いが悪い。(人間関係の問題)
・給料が低い。(お金の問題)
・お金がない。(貯蓄or支出の問題)
・転職できるか分からない。(転職の問題)

見ての通り、これらは全て別問題です。

ノートに書けば、当たり前に見えてくることもなぜか見えない。

だから、悩みや辛さを見えるようにしているのです。

あなたを苦しめる「何か」も見えてきた瞬間、解決する可能性があります。

一度、何かの紙にやってみてください。

すると一気に晴れやかな気持ちになるかもしれません。


今日はここまで!
ご高覧いただきありがとうございました!

空白や悩みの連鎖についてはこちら↓


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