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6人の嘘つきな正ヒロイン

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GA文庫大賞挑戦用の小説、第一章部分
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1 王沢の伴侶選び

 ドレス姿に着飾った六人の少女が目の前に並んでいた。  それはそれは煌びやかで、もしここ…

9 さよならのパーティ

 御坊ちゃま。  御坊ちゃまはこの数日間お楽しみになられたでしょうか。そのお心の内をいま…

8 パーティ前のちょっとした余興

 この日は夜にパーティを控える大切な日取り。  今日もマンションから出ると、そこには一華…

7 大女優の武器

 栞から逃げるように別れ、僕は帰途についた。  自室でラットを眺めるが、相変わらずケージ…

6 課外活動のネズミ

 ところで僕は高校生だ。  来年には大学受験も控えているし、こうやって毎日授業も受けてい…

5 金持ちに調理実習は必要か

 ところで、大都学園は進学校だ。  高校二年ともあれば受験も近いため、特に後期は勉強漬け…

4 学園生活と泣き虫

 教室のドアを開くと、部屋の真ん中で人だかりができていた。  よく見ると中心には月夜がいて、時折笑い声があがって実に楽しい学園生活を送っているようだ。あいつ、僕の学園生活に支障が出るから離れるとか言っておきながら、本当は自分が楽しみたいだけなんじゃないのか?   ……まぁそれでもかまわないか。  さて自分の席に着席しようとすると、机の前に一人の少女が立っていた。  前髪が長く、地味な少女は先日見た顔な気がする。 「ああ、ええと。夢羽?」  宮仕夢羽だ。先日最初から最後まで泣い

3 王族の特権

「4日後、再びパーティを行います。御坊ちゃまはそこで相応しくない少女を一人指名し、フィア…

2 相応しい少女たち

「王沢の伴侶選び(キングスフィアンセハント)ってなんだよ」 「せっかくなのでそれらしい名前…