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卒乳の話

たった今、娘の卒乳を試みているところ。
先週までの3週連続ワンオペを、一歳半の娘にはだいぶ授乳に頼っていたところもある。
本人もしっかり「おっぱい」という言葉すら理解していて、飲みたい時には授乳クッションを置いた、私の食卓の椅子を指差すか、私の胸を指指すようになっていた。
夜間授乳をだいぶ前に辞めており、それはだいぶ助かっている。
まず、通しで6時間以上は寝るようになった。その前は新生児の頃から一歳過ぎても大体3時間おきには起きていた感覚だ。かなり体力的にキツくて、息子の時には夜間断乳をせず、断乳に踏み切ったためかなり精神的に辛かった記憶が未だにある。

今回はどうにか娘に「卒乳」してほしいなという想いがあった。
そう、「断乳」ではなく、
「卒乳」
しっかり、バイバイで断乳でもいいのだろうが、卒業して次のステップへ!という私の理想でもある。
まあ、それを言ったら私が息子の断乳に踏み切ったのはなんだったのか、これも「卒乳」なのかもしれないが、私は「断ち切った」思いが強かった。

ちなみに息子の時の断乳は1歳1ヶ月。
息子もまた新生児から一歳を過ぎてもなかなか夜を寝ない子ではあった。
3時間おきの授乳の辛さ、そしてその翌月に息子と夫を家に置いての旅行も控えていたこと、夜間断乳だけしようと思ったのにも関わらず、夜間断乳を始めた瞬間に、
「こんな中途半端な辞め方したら、私がずるずると辞められないかもしれない!」
と苦渋の決断、そこから「バイバイね!」と急に辞めることになった、
が、それが私の精神状態についていかず、翌日夫の前でボロボロ涙を流した。
生後から一年、大体が私のそばで過ごした息子。
産休、育児休暇を取り、同じ頃に出産を経験したママ友たちと成長の具合を聞き合ったり、一緒に歩んできた一年はどうしたって特別なもの、そして母と子の距離を本当に心地良くさえ感じていた。それが授乳をやめることによって子離れ、親離れしていくステップ。
こんな唐突に来るのかと、とても悲しく、寂しく、虚しいような想いさえあった。
まだまだ産後とも言える時期、ホルモンの影響もあったことだろう。

その後は突然に辞めた授乳のために胸の張り、痛みも感じながら段々と断乳が完了したわけだ。息子は夜泣きは一晩に一回はあったがそれでも3時間おき、よりはマシにはなった。翌月の私抜きの二泊三日も夫は問題なく過ごせたのだ。

そして、今回の娘の卒乳。
今週、朝晩、だけの2回に移行していった。昼間に欲しがる時は、別の遊び(手遊び歌はなかな効果的だった)など、それから夫にも頼りながら気を紛らわせた。
授乳クッションは見えないところへ移動。息子の時も、授乳クッションはセットになっていて、息子は飲みたい時に授乳クッションを私のところへ持ってきたりしていた。
そして、ここ2日ほどは朝も夫にバトンタッチしたり、息子がすでに朝ごはんを始めていたりすることで他のことに気が紛れておっぱいを忘れがちになってきたのだ。
ここはたまたまそういう連携プレイができたので、ラッキーだったということもある。
夫とプランしながら話せていたらもっとよかったかもしれない。ここについて夫に不満はないけれど、やはりコミュニケーションは大事だ。事後報告でも、そしてタイミングだったけども感謝と共に話しておこう。

そして、昨日はついに朝から夜の入眠まで一回も授乳をしなかった。
寝る前に、もしかしたら少し欲していたかもしれないがここも夫に丸投げした。
夜寝る直前に娘は猫たちにおやすみを言いに抱っこされて家の中のツアーするのがルーティン化しつつある。夫がすればそれだけで済むが、夜間断乳を始めた時は私がそれをすると寝る前の本日最後の授乳タイムになっていたため、授乳に流れることが多かった。それを私もなるべく避けたいからというのもあった。
(↑こういうのも逐一夫に伝えないと、と今更思う。)

明日はまたどうなることやら、楽しみもありながら、今回は本当に気持ち的には息子の時より数倍も楽だ。
娘の卒乳を考えた時に、これは人生で最後の授乳かもしれないと思い、写真もかなり撮ってはいた。
私にとって授乳はとても心地の良い時間、では正直なかった。特に娘に関しては、、、わざと噛むことも、それからつねられたり、足で蹴ってきたり、毎回喧嘩のように、
「これはあなたのおっぱいじゃないからね?!」
「痛いからやめて!」
と何度言ったことか。。。

そんな娘のまた1ステップの母離れも間もなく。
次の新しい保育園(こども園)の慣らしも来週から本格的に始まる。
頼もしい、娘に育っていくのだろう、このドイツの地で。





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