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『文化』を考える ~葬送のフリーレンから~

こんにちは! あたたけ です。

今シーズンは見るべきアニメがいっぱいで大変です!
厳選の結果、『葬送のフリーレン』『ダンジョン飯』『銀河英雄伝説 Die Neue These』に絞り込みましたが、すでに録画がたまってる。。。。

さて、『葬送のフリーレン』、映画でもないのに初回が金曜ロードショーで2時間放送されるという派手なスタートでした。
以前からマンガ界?ではとても有名なマンガでしたが、アニメ化&最初のプロモーションで認知が一気に広がった気がします。
で、いろんな方が視聴されるようになったわけですが、一部、『話がわからない』という方もおられるとか。

ストーリーとしてはけっこうシンプルな気がするのになぁと思いつつ、ふと気づいたのが『ゲーム・アニメ文化』あるいは『初期RPGのお約束』を知っているかどうかで物語の理解度が変わるのでは??ということです。

例えば、『勇者ヒンメルのパーティー』が、勇者・戦士・僧侶・魔法使いと聞くと、特に説明がなくてもだいたいの役割分担がわかります。
まぁ、ドラクエ3の王道パーティーですから。

同じくらいわかりやすいのが、フリーレンのビジュアルです。
『長耳・色白』という絵を見れば、『あぁ、この人はエルフなんだなぁ』と説明がなくてもわかるわけです。
で、『エルフ≒長命』という暗黙の了解がわかっていることで、『冒険の終わりから始まる 後日譚ファンタジー』というキャッチコピーや第一話のストーリー、フリーレンが冒険に出る動機などなどが重なってけっこうな感動に繋がるわけです。

あたたけはゲーム&マンガで育った子ですので、この辺りの説明があまりなくても話がわかります(てゆーか、長々と設定の説明があると飽きる?)。
ただ、暗黙の了解がわかっていない人にとっては『説明不足・話がわからない』という印象になるのかもしれませんね。

さて、だいぶ強引に仕事の話に持っていきますが、ゲーム・マンガ・アニメ界に限らず、この『暗黙の了解』というか、共通認識って『伝える』ということに重要な要素なんだろうなぁと思います。
一定の共通認識があれば、それを前提条件として要点を絞って説明できますからね。
さらに、前提となる認識がある程度同じであれば、新しい知識の理解もそこまでズレてこないでしょうし。
この『組織に根づく暗黙の了解・共通認識』を表すのが『(組織)文化』というものなのかもしれません。

ここ数年、食品安全界隈では『食品安全文化』が一つの話題になっていて、色んな規格等やその解説が出てきています。
で、『食品安全文化の醸成』として企業全体のモラルや風土、経営者の姿勢等の話が出てきますが、それ以前に文化の大前提には『(食品安全に関わる)基礎知識・共通認識』があると思うんですよね。
てゆーか、『基礎知識・共通認識をベースに、食品安全上のリスクがあることを組織に属する人が自然と回避する』というのが食品安全文化(の一面)かと。
ですので、食品安全文化醸成の一歩目って『全従業員が持つべき基礎知識・共通認識の決定・啓蒙』な気がします。
そこを忘れてモラルとか風土とか言っても、『どんな行動がモラルに反している(≒食品安全上のリスクがある)のか』を従業員が理解できず、結局のところ、行動は変わらない(≒文化は醸成されない)だろうなぁと思います。

ちなみに、あたたけが考える『食品安全文化の前提になる基礎知識』とは、ありきたりですが『食中毒予防3原則』です。
これほどシンプルでわかりやすいキーワードはないですので。
食中毒予防3原則を考案された方って、あたたけにとっては勇者ヒンメルの次くらいに尊敬に値する方なのです!(誰かは知りませんが)

そんなこんなで『勇者ヒンメルならどうするか?』を心に問いかけながら、少しでも真っ当な人生を歩むようにしたいものです。

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ではでは。今回はこの辺りで!

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