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育児日記#10 どうして父親は育休を取らないのか


育休を取るだけで褒められる社会?

 
 私は、約半年間の育児休業を取得する予定です。今は産後パパ育休なるものもあり、産後二週間以内に1ヶ月間有給で取得することができます(ただ、私が取得するのはこれではなく、皆さんのイメージどおりの育休です)。

 体感として、また実際の経験からして、生後1ヶ月だけ父親が育休を取るのはただのポーズではないか、、とも思ったりします。ないよりはマシなんでしょうが。まあそれでも、「ちゃんと育児に貢献しましたよはいはい」という逃げとさえ言えるのでは、、とも思ってしまいます。


 これまで、出産立会い、入院時の面会、1ヶ月検診、そして育休の取得意向と、それぞれのタイミングで周りや病院関係者から「すごい」「偉い」と言われることが多かったんですよね。入院の面会に来てるだけで何で偉いんだよってなもんです。社会の総意は、未だにそれだけ育児に対して硬直的なんでしょうか(パパが手伝ってくれるなんて偉いね!という)。

 そもそも自分の子供を育児するのは当たり前で、どうしてそれを片方(ママ)にだけ押し付けることができるんでしょうか。育児をしない・積極的に関与しない親というのは未熟者であり、この文明社会を担っていく構成員であるという自覚がない、といえると思います。

 私は、「イクメン」という言葉にも嫌悪感があり、自分の子供なんだから母親父親問わず育児して当然だろ、と思います。そういう言葉使ってる人間ってなんか胡散臭いしね、イクメン、イクパパ。

 だから、何が何でも育児をしろ!と言っているわけではなく、特に、父親が育児から逃げる時の「仕事」というエクスキューズを否定したいんですね。育児に向き不向きなどなく、さらにそこに性差が関与する余地は、ほとんどありません。


なぜ私は長期間の育休を取得することができたのか

 
 私は比較的(あくまで相対的ですが)長期の育児休業を取得します。なぜそうするのか、職場への理解がなぜスムーズに進んだのか。私は、育休の取得意思と同時に、職場に対してある提案を行いました。このことについて、以下記載していきます。
 パートナーの妊娠が発覚してからでも、誰もが実践できることです。また、将来子供をもうけたいと考えている方も、今から準備することでかなりスムーズに職場の理解を得ることができると思います。それでは物は試しで見てみてください。

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