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リスキリング・マミーブレイン

※写真は出産祝いに人気のインコのラトルですが
 こちらはあまりハンドメイド関連の記事ではないです。
 興味のない方はスルーして下さいませ。

インコのラトル(プラ鈴入り)

育休中のリスキリング後押し方針、
発言の状況や意図はともかくとして
子育てをしたこのとある多くの方の逆鱗に触れたようで炎上していますね。

なぜこんなに炎上するかというと
「無理」の一言に尽きるからでしょう。
私も育児まっただ中なので当事者としてよくわかります。

3人赤子を育てた個人的経験から言うと、
慣れてくると物言わぬ、寝転がっているだけの新生児はかわいいもので、睡眠不足はともかく時間はとれたりします。(ただし、産後の肥立ちが良く、よく寝てくれる子で、かつ上の子を保育園に預けられる状況)
あくまで走り回って部屋中を荒らして自身も怪我を負う1~3歳児との比較です。
出産2日後にあみぐるみのオーダー製作のご注文が入って、夫に頼んで入院中の産院にかぎ針、糸、わたから梱包用資材まで持ってきて貰って看護師さんに隠れて編み物していたのは今では笑い話ですが。

しかし出産前後は「マミーブレイン」や「産後ボケ」などという脳の萎縮が起こっており、今まで出来ていたことさえ普通に出来ない。ましてや新たにスキルを得るために学び直すなどというのはとても難しいです。
(男性育休中のリスキリングはまた別の話)
以下参考リンク「マミーブレイン」

脳の萎縮とサラッと書きましたが、出産すると自分の脳みそが萎縮する。実に怖いですね。私は妊娠中のつわりが始まる時点で読んでいた本を放り投げるくらい、何も考える気がしませんでした。
(育児に集中するための脳になる、という風にも言われますが)

芸能人の方が産後ボケについて面白おかしく失敗談を書かれているブログなども見かけますが、私は難しいことが頭に入ってこない、すぐ忘れて失敗するということにかなり自尊心をえぐられました

そのような母親の身を挺した過酷な育児の実態を知らずに学び直し(=スキルアップして収入を上げて税金を納めてもう一人産め)とでも言われているように感じた方は強い憤りを感じているのではないでしょうか。

マミーブレインは通常産後1~2年くらいで元に戻るそうですが。私は懐疑派です。未だにぼーっとして交通事故を起こしたり、人が話してくれていたことがごそっと抜けていてミスすることがあります。(元々の性格とか歳のせいとかは言わないで)

あまり生々しく書くと子どもを産みたくないという方が増えるからやめたほうがいいのかもしれませんね。
もちろん子どもたちがいない世界線などもはや想像したくない。
ただ、母親になるということはかくも壮絶な自己犠牲を払うものなんですよね。
子どもは宝物とか出産は素晴らしい体験とか、私自身が出産や育児の希望とファンタジーに踊らされた流行の犠牲者(=主体性のなさ)ではあるのですが。
流行の犠牲者でも良いじゃない。掛け値なしの存在を産み出したのだからと人は言うけれど。
ファンタジーでは終わらない壮絶な育児を協力して共に戦っていてくれる夫や親族には感謝の日々です。

流行の犠牲者というワードの元ネタは
スマパンのzeroという曲の後半。有名な曲ですね。
クセになる歪んだリフレインと挑発的なヴォーカル
ラスボス曲っぽいダークさが好きなんです。

The Smashing Pumpkins/Zero

The fashion victims chew their charcoal teeth
流行の犠牲者がヤニに染まった歯を噛みしめる
I never let on that I was on a sinking ship.
I never let on that I was down.
俺は認めない、沈む船に乗っていたことを
俺は認めない、沈んでいったことを
You blame yourself For what you can't ignore
You blame yourself for wanting more
無視できないもののために お前は自分を責める
求め続けることで お前は自分を責める
She's the one for me    She's all I really need
She's the one for me    She's my one and only
彼女こそ俺の全て 俺に必要なすべて
彼女こそ運命の人 俺のかけがいのない人

The Smashing Pumpkins / Zero


懐かしい。私の青春はこの辺です。昔のことはよく覚えています。

追記2023.2
歌詞部分追加&訂正。
昔を思い出すことは「脳トレ」に良いそうですね。
懐かしい青春の賛歌を思い出しながら、私もぼちぼちリスキリングしていこうかなと思うこの頃です。

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