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私の研究は「実践研究」だそうだ。

研究にはいくつかの種類がある。
島根県の研究ウォーミングアップブックには、研究とは?というところがとてもわかりやすく掲載されていた。

このp13に、以下の記載がある。

実証的研究では特異な統制手段を講ずることなしに、自分の指導している学級で、ともかく授業実践を通して問題点をみつけ、改善の方途(指導仮説)を提案するとか、または、研究仮説として提案したことが正しいか否かを授業実践を通して、証明するにたる事実や現象をできるだけ多く集めればよいのである。

学校現場における実証的な教育研究の進め方と
論文の書き方

私が行っている夜の瞑想クラスは、OMYOGAの瞑想理論を取り入れている。
有の瞑想と無の瞑想は両方を組み合わせて行うことが望ましいとされているが、その証明はされていない。
だから、理論が正しいか否かを、実践を通して証明することが、今回の目的であった。

というわけで実践である。
実践参加者を集めて、瞑想クラスに参加してもらった。
参加者は機縁法(簡単にいうと知り合いに声をかけて参加してもらうというやつ)で集め、大学生と社会人の15名が協力してくださった。
瞑想経験がほとんどない方ばかりで、瞑想に対する興味すらないにも関わらず、一般的にやや怪しげな「瞑想」という実践に参加してくださった皆さんには感謝で頭が下がります。

【倫理的配慮】


実践参加者には、研究の目的を伝え、参加者が望まない場合にはいつでも参加をやめられること、その選択をしたことで不利益が発生することはないことを説明した。
その上で同意書にサインをもらう。
グーグルフォームで同意書を作って、名前を記載してもらうというのが一番簡単で、回収しやすい方法だった。

【質問紙調査】


実践前、期間中、実践後に変化を確認するための質問紙調査を行った。
質問紙調査にはグーグルフォームを使用した。
あまりにも質問が多いと、参加者の負担感が増してしまう。
実践前後はそれなりのボリュームになったが、期間中は質問項目を減らして、簡易的な調査にとどめた。

【インタビュー調査】

実践期間の終了後、1週間以内にインタビューを行った。
わたしが用意しておいた質問の他に、何か言いたいことがあれば参加者に自由に話してもらう方法をとった。
1人30分程度であったが、その後に文字起しをしたので、作業量としては膨大だった。
だけど、自分で考えていたよりも、たくさんの肯定的な反応が聞けたので、うれしくて、感動しながらの文字起しであり、ある意味楽しく行えた作業であった。
後から気付いたのだが、Microsoftのteamsは自動で文字起しをしてくれるらしい。
この記事を読んで参考にする人がいるなら、teamsを使ったほうが楽かもしれない。






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