見出し画像

これが私たちの形です。

玉川高島屋でのpopup
無事終了いたしました。
ご購入いただいた皆様
お立ち寄り頂いた皆様
遠くから応援して下さった皆様
ありがとうございます。

今回は当ブランド革職人の販売デビューでした。
50歳を目前に
未知の世界へ足を踏み入れた彼の勇気に、まずは拍手を送ってあげてほしい。

ずっと男畑の環境から
百貨店婦人服のフロアに立つって
どんなに不安だったでしょう。
若い時なら勢いが勝つことも珍しくはないけど、一度安定を手に入れた五十路男が、全く知らない世界に足を踏み入れるわけです。

でも、彼は自分で立つと決めたんです。

避けて通るのではなく、飛び込んだ姿勢を私は尊重したい。

夫婦2人でものづくり。
夢見てんじゃないの?
そんな厳しいご意見もあると思いますが、これは私たちが選んだ人生。
前にも書きましたが、倒れたその瞬間に、自分の人生を思い出せないような生き方は嫌なんです。
失敗しても自分のせい。
もちろん、失敗しないよう、手を動かし、頭を使い、走り続けます。

挑戦してみたいんです。

アトリエ想木は
想木という架空の大木をイメージして付けた屋号。

私たちにはいつもこの木が見えています。

葉が生い茂る季節もあれば
寒さに耐えながらじっと静かに立ち続ける季節もある。

植物を思い出せば、それは自然なことだと私たちは理解できるのに
日々生きていく中で
いい時もあれば悪い時もあるってこと
つい忘れがちというか
瞬間瞬間の浮き沈みにいちいち気持ちを持っていかれてしまう事がよくあるなと思うわけです。

そんな自分は嫌だし
情けないなーと思うけど
突然ぽんっと知ってるお顔のお客様が目の前に来てくれた時
インスタ見てきました!とお客様がお声をかけてくださった時
偶然通りかかった方が、目をキラキラさせて作品を選んでくださった時
お取り組み先様が応援の言葉をかけてくださる時
もう全部忘れるくらい元気をもらえます!(単純っ!笑)
嬉しいなぁって思うし、よし!頑張る!って突然やる気がみなぎったりします。

私は以前から
自分のことをバッグ屋だとは思っていない事
ものづくりだけをするブランドではないこと
お伝えしています。
それを聞いて、だってバッグ作ってるんだから、お客様には関係ないじゃない?とか、人と関わろうとすると自分を消費するよ、とか、声をかけられることもありました。

でも私の中では、やっぱりこの想いは揺るがなくて、ものを作って売るだけのブランドをやりたいわけではないし、バッグ屋だと断言もしたくない。

バッグの事を考えて製作しているというより、麻袋のことを考えて製作していて、その麻袋から人との関わりが生まれる。
ものづくりは生活の糧ではあるけど、私の自己表現の方法の1つであり、人との関わりを生んでくれるコミュニケーションの方法の1つなんだよなぁと思うけれど、違うと言う人へ無理に納得させようとも思っていなくて。
それなら距離を取ることも選択の1つだと、最近は特にそう思ったりします。

こんな私の頭の中でぐるぐる回っていることを、やっぱりこれでいいんだって自分を肯定できたのが昨日の出来事。
革職人と2人で
代々木八幡にある
たのしい写真館
プロフ写真を撮ってもらいました。

きっかけはインスタ。
4月の節目にプロフ写真を撮ってもらいたい、ずっとそう思っていたけど、どこで?誰に?というのがピンと来なくて、とにかくインスタを見ていた頃に知ったフォトグラファーさん。

この方に撮ってもらいたい!
そう思ってすぐに予約しました。

自分の写真を改めて撮ってもらうなんて、素人にとってはもう脇から滝汗ものです。確かにずっと緊張はしていたけど、楽しかったし、ずっと笑ってた。

だって、プロフ写真撮りに行って
このキャプションの写真ですよ!?笑
でもこういうのが撮りたかったんです。
夫婦ユニット、カッコつけた、気取った形は私たちらしくなくて、1人でやっていた頃より近づき難いなんて思われたら悲しい、むしろ前よりもっと身近に感じてほしい、そういう気持ちを写してもらえたように思います。

たのしい写真館という名前もいい。
館長とアシスタントさんが
tanoshiiってプリントされたTシャツ着てました。それだけでなんかもう楽しい。

今回お願いしたのは
"きほんのスタジオ撮影60分"

その内容がまたいいんです。
・撮影データ 2点
・額装仕上げ 1点 
そして
・たのしい撮影体験

なんというワクワク感。

写真が綺麗とか、かっこいいとか、そういうことよりも大切にしているものがある、そんなメッセージも伝わってきます。

こういうの好きだなぁって思うんですよね。

これがダメだって人がいたら、仲良くなれないかも…笑。

お客様に提供したい形、表現したい事って、自分で決めていいはず。こうじゃなくちゃだめとかより、こうしたい、こうしてあげたい、っていう気持ちの方が、人の体温を感じる気がする。

革職人は、まだまだ修行中だと言うけれど、私の中にある想いを共有できる仲間であり、仕事のパートナーです。
麻袋って面白いよね、を
同じ目線で伝えてくれる相棒ができた、こんな心強いこと他にある?って思う。

麻袋を使ったものづくり

それをやっているのがHOLO HOLO BIYORI
それも事実だけど
それが全てではない

人との関わり方のメッセージを
これからも伝えていきたいと思うのです。

お客様と私たち
今の自分をお互い表現できたら
そこからまた生まれるものが
あると思うのです。

これからもどうぞ
よろしくお願いします。

この記事が参加している募集

最近の学び

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?