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料理本のレシピは同じ味にならない、料理本のレシピは美味しくない。私はずっとそう思っていました。何が違うのかと考えると、それぞれのおうちのお気に入りの調味料があって、レシピを作った人と、それを使って料理する人の調味料の味にも違いがあるのです。

もちろん、作り手によっても大きく味わは変わります。料理教室で班ごとに作っても、調味料が同じなのに班ごとに少し味が変わります。それは、炒める時間だったり、混ぜ方だったり、焼け具合だったりと。

自分でレシピを書くようになって、生徒に教えるようになって、そのことに気づきました。

母の口癖の「我が家のご飯が一番おいしいね」というのは、自分の舌に合った調味料で、自分の良い加減で火を通している、その塩梅が気に入っているからでしょう。私が作るレシピは、母に食べさせると「私の味とは少し違う」と言われてきましたが、いつしか、「同じ味ね」と言われるようになりました。

母が私の味を気に入ったのか、私があのやさしい味に寄り添ったのか。みなさんのおいしい味はどんな味かしら。

小さめの熊本県産のはハマグリが売られていたので、ハマグリご飯の朝ごはんにしてみました。

【はまぐりご飯】
材料 2人分
ご飯2合を炊いておく。
ハマグリ200g
油揚げ1枚
酒50ml(塩分不使用)
本みりん大さじ1/2
だし醤油(鎌田だし醤油を使っています)大さじ1

作り方
①油揚げは粗みじん切りにする。ご飯は普通に炊飯しておく。

②砂出ししたハマグリを小さめの鍋に入れ酒を加え蓋をして中火で加熱する。全部の貝が口が開いたら、だし醤油とみりんを加え、中火で加熱する。ひと煮立ちしたら、一旦火を止めて、殻から身を外して殻を取り出す。
再び中火にして沸騰したら、油揚げを加えるとだし汁を全部吸うので、30秒ほど混ぜる。

③炊き立てのご飯に混ぜて完成です。お好みで青のりをふってくださいね。

貝がふっくらして美味しいですよ。ザルに洗った貝をおいて、水に塩一つまみ入れたボウルの上にザルをおいて1晩置くと、貝が吐いた砂はザルの下に落ちるので、再び吸うことなく砂抜きでる。


簡単なのに滋味深い。

朝の忙しいときでも、作れるハマグリご飯です。

からだにやさしい、おいしいごはん
を食べて、今日もやさしい1日でありますように。

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