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漆について調べてみた

この記事は、私がインスタを投稿するために調べた資料(主にネット)を健忘録代わりにまとめたものです。

もし、もっといいサイトや資料あるよ!という方、教えてください。

漆について詳しく11話も書いている

URUSHI OHTAKI
漆クラフトのお店、新潟県
参考にした記事:漆のおはなし

もともと「うるし」という音は、「うるわし」「うるおし」「潤(うる)汁」「塗る汁」などから転じたらしく、また「漆」の字の右半分のつくりは、木から垂れている汁を人間が受け止めている形を表したものだそうです。

URUSHO OHTAKI

漆とは

TABITOTE
手仕事の国を旅するウェブマガジン
参考にした記事:漆器の向こうに広がる漆の世界

しかし、このままでは日本の漆芸文化の危機だ。そこでウルシノキを植林する動きが各地で起きている。香川県では、2003年から香川県漆器工業協同組合などがウルシノキの植林を始めており、数年前から栽培したウルシノキから樹液の採取ができるようになった。ほかにも京都府や広島県、愛媛県などでも、行政やNPOによってウルシノキの植林が進められている。漆掻き職人の養成も行われるようになった。浄法寺町では、研修生を募集している。約半年間の研修を経て、独立してもらおうという試みだ。

TABITOTE

漆掻きについて

HARIYA
漆アート、石川県
参考にした記事:漆掻きの講習の様子がわかりやすい

漆掻きでウルシの木に傷をつけることを「 辺(へん) 」と呼びます。
漆は採取する時期によって呼び方や性質も変わります。
・ 初辺漆( はつへんうるし ) 水分量が多く早く硬化しやすい。
・ 盛辺漆( さかりへんうるし ) 水分量が少なくウルシオールが多い、刷毛目が出にくいが硬化までに時間がかかる。
・ 末辺漆( すえへんうるし ) 水分量が多いが初辺漆より乾きは遅い。
※地域によって採取する時期が多少異なります。辺をぬかして初漆・盛漆と呼んだりもします。

HARIYA

産地のデータについて

漆の國・浄法寺、岩手県漆産業課
参考にしたページ:国産漆の産地

国内で使用される漆のうち、国内産はわずか5%たらずだ。かつては漆器の産地は漆の産地でもあった。伝統的工芸品の漆器の産地は1府16県あるが、漆を生産している県は、わずか1府9県。国産漆の生産地は県別では岩手県がトップで、令和元年は、岩手県が1,488㎏、次が茨城県の307㎏、栃木の120㎏とつづく。国内生産量の約75%が岩手県、その全量を二戸地域の浄法寺漆が占めている。(令和2年 農林水産省 特用林産物生産統計調査 より)

漆の國・浄法寺

イラストでわかる漆

うるしのいっぽ(堤淺吉漆店)
参考にした資料:どうして子供に漆?

クラファンのレポート記事

漆とロック株式会社 代表 貝沼 航
参考にした記事:漆器をなくしてきたのは誰のせい?

今では信じられませんが、一昔前までは、漆器でもなんでも「とにかく作れば売れた」時代があったそうです。僕はリアルタイムでは体験していませんが、戦後からバブル期まで、もちろん波はあったものの、基本的には「物が足りない」時代〜「消費こそが美徳」とされる時代だったそうです。
そのような時代には、質よりも量。とにかく、それなりに整ったものを量産してどんどん市場に出すということが求められていたのだと思います。
その上で、漆器には一つの「弱点(その時代の価値観からすると)」があります。
それは、漆器は「製造リードタイムが非常に長い」ということです。きちんとした漆器づくりにはどうしても1年近くかかります。そして単価も高く、ある程度まとめて(1種類200個以上)作らなくては効率が下がります。しかも、作ってから半年は“枯らし”をしてから出荷しなくてはいけません。
そうすると、おおよそ2年先の回収を目指して、単価の高い大量在庫を持てるところ、つまり「資本があるところ」が必要になります。しかも、漆器は分業制ですので、売り手にはその「まとめ役」という役割も必要になります。そのために漆器産業の大部分は問屋制度のもとで発展してきました。

漆器をなくしてきたのは誰のせい?

ウルシネクスト
NPO法人、SDGs
参考にしたページ:漆の現状と課題

漆は酸、アルカリ、熱、湿度につよく、さらに抗菌作用もあり、アレルギーを引き起こすこともありません。また漆や漆器の製造工程においても大量の水や電気を消費することもありませんし、最終的には分解されプラスチックのように残って環境を汚染し続けることもありません。
身体にも安全、環境破壊や汚染とも無縁な極めて優れた素材なのです

その他

山久漆工 株式会社
・越前漆器製造販売

調べた感想
漆の木は一年樹液を取ったら伐採しちゃうけど、その切り株からまた新し漆の木が生えてくる。漆を採るまでは15年かかるけど、また育つ。
そんなサイクルが植林によって数が増えていけば国産漆がもっと増える。

木が増えるって無条件にいいことだと思う。

JAPAN=漆器
漆器というエコなツールをもっと使う国になったらいいなと思った。

それにしても、知れば知るほど、漆ってすごい。



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