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スイミングで自己成長?

スイミングスクールに通ったことはありますか?

子どもの習い事ランキングの1位は水泳です。2位,3位は学習塾にピアノ・エレクトーン,4位が英語教室,5位が体操教室だそうです。

中でも水泳教室は近年不動の1位を保っていまして,子どもたちの習い事で一番の人気です。うちの子が通っている水泳教室も,つねに子どもたちでごった返しています。

どうして子どもを持つ親は,わが子をスイミングスクールに通わせたいのでしょうか。その理由がいくつか載っている記事を見つけました。

理由として多いのは,「子どもの体力づくり」と「泳げるようにしたい」という2つのようです。

考えてみると,小学校の体育の授業でちゃんと「泳ぎ方を習った」という人っているのでしょうか?小学校にプールの授業はありますけれど,それで泳げるようになるとはとても思えません(英語の授業を受けたからといって話せるようにはならない,というのと似ています)。

私も小学生のときは泳げず,特に指導されることもなく,いきなり「何メートル泳げるか」という試験になって困った記憶があります。スイミングスクールがその対策のため,ということはありそうです。なんだか,英会話教室や学習塾と同じ構造のような気がしてきました……。

水泳で満足度上昇?

アメリカは夏休みが長いので,子どもたちは各種のサマープログラムに参加します。無償(あるいはごく少ない金額)のものもありますし,とても高価なプログラムもあります。

ハワイ大学でお世話になった先生の娘さん(高校生)は,数週間アイスランド(ハワイから遠い……)に滞在しながらいろいろなことを学ぶサマープログラムに参加していると言っていました。

さて,ずいぶん昔の研究なのですが,YMCAのサマーキャンプで2週間水泳をした子どもたちを対象にしたものがあります(1971年のJPSPに掲載)。7歳から15歳の男子65名を対象にした調査です。

Swimming, competence, and personality change.

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