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ダークな性格と充実した性的関係

ナルシシズム(自分が好き),サイコパシー(冷淡で自己中心的),マキャベリアニズム(人を思うように利用する)という3つの要素の集合であるダーク・トライアドの研究は,特に海外ではまだまだ盛んに研究が行われています。

Google Scholarで"Dark Triad"を検索すると,何件ヒットするのでしょうか。いまやってみると,1万5千件がヒットしてきました。もちろん内容はわかりませんが,なかなかのボリュームです。

それに比べると,国内の研究はいまひとつのように思ったりもしますけれども……。と思ったので,"Dark Triad"とJapanで検索してみました。すると,2130件がヒットしてきました。この数字を見ると,日本に関連するダーク・トライアドの研究もそれなりにありそうですね。


セクシュアリティ

ダーク・トライアドの研究は,性的な関連や恋愛関係,夫婦関係などの研究と組み合わさることでも,発展してきました。進化心理学の生殖戦略の話にも結びつけられています。

これまでの研究では,どうもダーク・トライアドの高い人は,性的なことをよく思い浮かべたり,性的体験への動機づけが高かったりするようなのですが,実際にはどうなのでしょうか。

今回紹介する研究は,ドイツで行われたものです。ドイツでは,まだまだダーク・トライアドと性的な傾向との関連は,あまり十分に検討されていないそうです。では。こちらの論文で,どのような関連が見られるのかを確認してみましょう(Evidence for the superordinate predictive ability of trait psychopathy: The Dark Triad and quality of sexual life)。

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