ナルシシズム

天才とSNSとナルシシズムと。『カニエ・ウェスト論』

修士論文と向き合うはずが集中力を欠いた三連休。息抜きに、と家にあった夫の本を小脇に抱え、近所の喫茶店へ。

お騒がせセレブのカニエ

その本の名は『カニエ・ウエスト論』。カニエのアルバムはすべて聴いてきているけれどファンと言うにはおこがましいレベル。どちらかと言えば、ブッシュ元大統領やテイラー・スウィフトに対してとった行動に顰蹙を買うようなお騒がせセレブとしての、またはデザイナーとしての、または、

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ナルシシズムの現実逃避

最近の俺の口癖、それは「俺時代」。
俺は俺の時代がやってきたと思っている。
俺は俺なりに思想というものがあって、俺の正しいように生きているつもりだ。
俺には俺の哲学があって、誰にもわかっちゃもらえないけど、俺の美学があるんだ。
俺に不可能なことはないし、俺の存在が世の中にいい影響を与えてると思っている。
俺に近づくものは拒まないし、去るものは追わない。それが俺のやり方さ。

こないだ日本史の授業で

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彼女が、欲しいかも。

私が
「彼女が欲しい。」
なんて言うと

下らなくて
幼稚な意味にしか
ならないんだろうな。

そうです。
下らなくて幼稚な意味です。
傷付いた男のプライドを癒して欲しいだけです。
男女ごっこをしたいだけです。


昔から
可愛い女の子を誉めると
嫌味な意味にしか捉えられず
苦笑いされた。
私自身も
自分を嫌味で白々しいと思った。

性欲なんかじゃない。
女を愛してる訳でもない。

ただ

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『ナルシシズム社会に関して』

著書名:『자기애적 사회에 관하여(The Selfishness of Others : 
     An Essay on the Fear of Narcissism)』                 
    『ナルシシズム社会に関して』

著者名:Kristin Dombek
エッセイスト、文化批評家、心理相談家。
2013年にロナ・ジャフィ財団ノンフィクション作家賞を受賞。<NewY

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自己肯定感とナルシシズムは違う。

自己肯定感について書かれている文章とか読んでいると、あれ?これ勘違いしてない?とおもうことがあります。

それは、自己肯定感とナルシシズムを混同していること。

実際には、自己肯定感とナルシシズムって真逆というか、

カレン・ホーナイが「他者からの拒絶の傷に対する防衛として自己愛が生じる」というように、
健全な自己肯定感が持てないと、ナルシシズムの傾向がでてくるように思います。

ナルシシ

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シモーヌの場合は、あまりにもおばかさん。----ヴェイユ素描----〈15〉

シモーヌ・ヴェイユはその生において、一つの高みに達したのだ、とギュスターヴ・ティボンは言う。では彼女は一体、どのような場所に「到達した」と言えるのだろうか?

 たとえばアルチュール・ランボオは、「詩人以外のものではありえないような精神」を抱えて生きた。彼は、もしたとえ一行の詩を書くことがなかったとしても「詩人」だった。それでも彼は実際に詩を書き、その作品が残った。しかし彼が「実際に詩人として生き

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シモーヌの場合は、あまりにもおばかさん。----ヴェイユ素描----〈13〉

ヴェイユの極端に突き詰めた思考や行動は、他者に寄り添うどころか、よりいっそう遠ざけてしまっているようにも思える。
 ところで彼女は、自分自身だけではなく、他人にも注意力が備わっているのだということを、はたして信じていたのだろうか?彼女にとって「他人」とは、誰にも注意を向けられることのない人々であるか、誰にも注意を向けることのない人々であるか、そのどちらかでしかなかったのだろうか?「この人は間違った

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自己愛性パーソナリティ障害の正体❗抑圧され続けた衝動とは…

最近よく言われる『自分らしく生きる事が大切』という言葉。
最後まで動画を見ていただければ、この言葉の本当の意味を理解して貰えると思います。

また、自分らしく生きないことによって起こる『致命的な弊害』とは❗

自己愛性パーソナリティ障害の根源は↓
『私のことを分かって欲しい』
『誰も私のことをわかってくれない…』
『ちょっとした努力を沢山褒めて欲しい❗』

こういった気持ちを大人になっても強く持ち
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読書感想 - 「平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学」 M・スコット・ペック

感想

悪とは、邪悪とは何か?

著者のペックはそれを精神医学的見地から解き明かそうとします。その行為自体が悪となる危険性を自覚しながら慎重に。

自分自身にたいして完全に正直であれば 、自分の罪に気づくはずである 。その罪に気づかないならば 、自分自身にたいして完全に正直ではないということになり 、それ自体が罪である 。

この罪の考察から、ペックは邪悪をこう定義する。

邪悪な人たちの特性とな

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”わたし”大好き!

ようやくほんの開梱を始めたので発掘シリーズです。
現代社会は~といった場合いつを指すのかというのは世代によりかなり幅がありそうですが、まあ現代社会は自己愛過剰社会、ナルシシズムの時代であると。まあそうかもしれませんね、という話です。読みましょう。
自己肯定感や承認欲求という言葉が今ほど普及する前に書かれております。

自己愛過剰社会
単行本 – 2011/12/17
ジーン・M・トウェンギ (著

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