【イベントレポ】アトツギこそイノベーターであれ! -家業を継ぐ?継がない?―
12月4日 渋谷にてアトツギが集まるイベントに参加してきました。
イベント概要
イベントの登壇者はU35の公式イベントレポにまとめられています。
実際に家業を継がれて活躍されている方々のパネルディスカッションで、下記の内容をざっくばらんに語っていらっしゃいました。
・ 新卒の決め手は何?
・ なぜ家業を継ごうと思ったのか
・ 戻ってきてよかったと思うことは?
・ 前職での経験が活きていることは?
・ 家業を継いで悔しい、恥ずかしい、情けないと思ったことは?
・ 前職とのギャップ
・ 先代との関係性
・ 地元について
・ アトツギに対するエール
その中でも、印象に残ったことを3点まとめます。
社員に対するリスペクト
包丁屋のアトツギの田中さんがおっしゃっていたことでとても感動しました。家業を継いだ際、昔からいる社員さんとの関係がうまくいかずギクシャクすることが多くあったそうです。
ですが、「昔からいる社員の方が頑張って働いてくださったから、今の自分がある」と考え社員に対してリスペクトの気持ちを持って行動したそうです。
その結果、次第に関係も良好になっていったそうです。
若者のロジックは通じない、昔のよかった話で盛り上がる
「どれだけ会社の経営が悪いかをロジックを立てて話しても、昔は良かったしいずれ良くなる、ってスタンスで最終的には廃業してしまいました。」とモデレーターである大都の山田さんがおっしゃってました。
今の若い世代はロジックを立てて話すことが求められていますが、家業経営はロジックでない部分も必要になってくるんだなと学びにまりました。
そろばんで計算する?
これを聞いた時驚いたのですが、地方の中小企業は経理の方がそろばんで計算したり、取引はFAXベースで行なっているところが多いそうです。さらに驚いたのが、「メールでやりとりしたい」と頼んだところ、「ならそのメールアドレスをFAXで送ってくれ」と言われたそうです。
ただ、ここはチャンスがあるなと思いました。
終わりに
家業を実際についで活躍されてる話を聞くことができとても参考になりました!
イベント後の懇親会で、一般社団法人ベンチャー型事業承継の代表理事である山野千枝さんと話す機会をいただけました。(一般社団法人ベンチャー型事業承継は大学と連携して、家業持ちの学生が家業に関して学べるゼミを作っている団体でもあります。)
山野さんに「家業学生コミュニティー」のことを話したところとても共感してくださり、「是非今後一緒に何かやろう!」ととても共感してくださいました。以前からお話がしたいと思っていたのでとても嬉しかったです。
今後も、「家業学生コミュニティー」の活動を続けていきたいと思えるとても良いイベントでした!
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