コロナ禍で産む~2020年12月…10年ぶりに赤子を産みました。病院選びと緊急事態宣言の悲劇

2020年12月、元気な女の子を出産。

10年ぶりの出産でした。

コロナによる影響で大変だったこと。

コロナによって変わっていたこと。

10年ぶりの出産で変わっていたこと。

ズバッとバビッとまるっと公開したいと思います。


病院選びについて。

10年ほど前までのこと。

「産科」と付いていればそのまま出産できる病院がほとんどでした。

今は「産科」でも産めない病院があります。

私もその洗礼を受けました。


妊娠に気付いたのが2020年4月の最後の週。

産婦人科(A院とします)へ伺ったのが5月中旬。

心拍も確認がとれて良かった~。

ここで産も~。


…なんて思っていたのも束の間。

まさかのそのA院、出産を2020年4月で辞めてました(泣)

受付で「どこで産むか決まったら教えて下さい」と急に言われてビックリ。


急きょの産婦人科探し。

住んでいた家からも、引っ越し先からも近い病院から選びました。

その病院によってコロナ禍における出産対応は全然違います。


A院。

個人病院。

先生も助産師さんも優しい。

3Dで毎回赤ちゃん見れる。

途中まで長女の妊婦健診を担当してくれていた先生がいる。

妊婦健診は夫の付添いOK。

でも産めぬ…。されど産めぬ…。


B院。

長女を産んだ病院。

入院準備品はだいたい病院で用意してくれると知っている。

総合病院なのでちょっとコロナが心配。

妊婦健診の夫付添いNG。

立ち合い出産OK。

入院中の面会NG。

全個室が嬉しい。

ご飯うまし。

おやつ出るなんて最高。


C院。

引っ越し先からはいちばん近い病院。

HP見る限り持参品多め。

(産褥ショーツ、前開きパジャマなどなど)

検診付添いNG。

立ち合い出産NG。

面会は産婦が決めた大人1人のみ、短時間OK。


候補としてはこの3院。

他にも当時住んでいた市内にあるD院。

超高級ホテルのようなE院もありました。

D院は初診からの通院者のみ産めると知ったので除外。

E院の豪華さ、産後のエステにも心惹かれましたが、お金がないので断念。


選べるだけ産婦人科があるのはラッキーなこと。

でも実は全て車がないと行けない距離で。

免許はあるけどペーパードライバーな私にとって、

どこもバスや電車を乗り継がないと行けないんですけどね。


悩んだ末、B院に決定。

転院は妊娠8か月頃、その時紹介状を書きますと言われていました。

正直のほほんとしてました。



でもふと、思ったのです。

妊娠中、つわり中の回らない頭で思ったのです。

転院するのに。

紹介状1つで「はい、じゃあここで産みましょう」となるか…??


通院しているA院に電話しました。

「あの転院先って…」

「あ、分娩予約とれました??」

「いつ転院して下さいって言われました??」


ほらーーーーーー!!


慌ててB院に電話。

初診予約もして、なんとかギリギリ分娩予約も取れました。

出産月によっては分娩予約がすぐ埋まります。

他を探して下さいと言われてしまいます…。

転院先へは早めにご自身で連絡を!


すぐに転院してもいいですよ、と言われていましたが。

我が家の場合、夫が私以上に赤ちゃんに会うのを楽しみにしていて。

できるだけ検診に来てもらいたかったので、しばらくA院に通院。

気さくに話しかけて下さる助産師さんがいたので楽しかったです。

妊娠7か月で引っ越しもしました。

その時も先生も助産師さんもとても気にかけてくれました。

ホルモンバランスが崩れて精神不安定な中、うまく体も動かない。

コロナワクチンもまだ開発されていない。

通常の妊娠時の心配+流行病の心配と感染予防対策。

心配事が多い中での引っ越し。

本来は妊婦は引っ越しには関わらないで、と言われます。

でも私が主体で動くしかなく、本当につらかったです。

気遣い多めでも足りないくらいです。

世のパートナー様、ご家族の皆様、ここ大事です。

気遣い多めでも足りないくらいです。


気遣い多めでも足りないくらいですよ?


ちなみに引っ越し当日、荷物の運び出しやら指示出しで私は吐きました。



話は逸れましたが。

泣く泣く転院し、B院へ。

総合病院のため受診人数も多く、待ち時間長め。

待合室で話しかけてくれる助産師さん、看護師さんもいない。

当たり前のことなのでしょう。

でもコロナ禍で人と会う機会がないので寂しく感じました。


そんな中で緊急事態宣言発令。


B院はもともと感染対策厳しめなので特に何も変わらず。

と思っていたらB院でコロナが出たとHPで確認。

ただクラスターにはならなかったとのこと。

感染対策をしっかりしていてもコロナには罹るもの。

こんなことが繰り返されるんだろうな、と思うくらいでした。


妊娠10か月に入り、週1検診。

36W。

急に立ち合い出産できないと言われました。

緊急事態宣言が発令されたため、NGになった。

さらに出産のために入院したらPCR検査を受けることになる。

陽性となった場合、即大きな病院へ救急車で転院。

そのまま緊急帝王切開。

母子別室。

最悪赤ちゃんとは別の病院に入院もあり得るとのこと。


「2週間以上前に話は出てたんですよ。知らなかったんですか?」

助産師さんに言われた言葉です。

2週間前、産婦人科に来ていました。

でも知らされなかった。

毎日のようにB院のHPは見ていた。

でもそんなことどこにも上げられていなかった。


立ち合い出産を重視して選んだ病院で、コロナのせいでNGになる。

さらに出産という鼻からスイカ出すくらい痛い状況下で(諸説あり)、

鼻に棒を突っ込む検査。

状況によっては産むのを救急車内で我慢して帝王切開。

それを通院していたのに知らされておらず、

いつ産まれてもおかしくない時期に入ってから知らされる。

2か月前にC院で産んだ方は立ち合い出産できたという話も聞きました。

ショックが強すぎて涙が止まりませんでした。

夫には「ダメになったんだから仕方ないでしょ」と窘められました。

正直ずっと引きずったまま、産みました。

つらかった思い出の1つです。



☆まとめ☆


1、「産」と付いていても産めるか病院へ確認しましょう。

2、転院先への連絡はお早めに。

3、お産では何を諦めたくないか、自分の気持ちと相談しよう。

4、それでも土壇場でたくさん我慢しなければいけないことが出てくる。

   その覚悟を決めよう。

5、周囲の方は妊婦がコロナ禍で必要以上につらい思いをしていること、

   想像しご理解いただければ幸いです。





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