わたしをえぐる一冊。わかしょ文庫『ランバダ』

イギリスでブレイクしてアメリカに渡り、私生活がわかりやすく幸せそうになると歌の人気が落ちるという歌手、アデルのことを思い出す。彼女の苦しみを、わたしたちは好んで聴く。

『ランバダ』、この作品集を、わたしはなかなか読み進められずにいた。一編読んでは胸が痛み、また読んでは自分の仕事のあれこれ苦いことを思い出して、読み進められない。えぐられる。そして、もっとえぐられたくなる。

わかしょ文庫さんは