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#42 絶妙に無意味でありたい。ありがとう2023

2023年12月31日 domingo
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2023年も終わろうとしている。
今年3月末に帰国し、ボリビアでの日々の風景の色が薄くなりつつある今、やっぱり、現地でつながった障害者施設の子どもたちとまた一緒に活動したいなーという思いが、沸々としている。計画性なく生きている私だが、いよいよどうにかしやなあかんなあ、、と、来年は社会起業の可能性を含めて、その準備。まあ、どうなるかわからんけど。
2024夏頃にはまたボリビアに行きたい。

微力ながら活動費を稼ぐべく、障害者施設(IDAI)の子どもたちが描いたイラストからグッズをデザインし、販売しています。
サポートよろしくお願いいたします↓↓↓

今年は自分の中でいろいろ動いた(動かされた)一年になった。
秋にボリビアに戻りそびれ、なかなか次の一手が決められない私。悶々。。
しかし、すべての悩みは、変なこだわり、勝手な思い込みからやん。
「思いついたことはやる。誘われたら乗る。意味は考えない。」の、自分ルールを設定し、フラフラいろんなところに誘われるまま出向いた。
「まずやる」をモットーに、普段自分が選ばないことにも手を出してみた。その結果、一緒に遊べる友達が増えました。笑
今後その素敵な仲間と仕事ができればいいな、という目標もできた。

「いただきます」ではなく、おでんが到着したときの「拍手」。
友との濃い会話と旨い飯。最高。

あと、「変な大人」に一歩近づいた。
あと、知らず知らず抱えていた対人関係の苦手意識にも気づくことができた。なので、傍目にはなんの進歩もしていないようだが、自分の中ではけっこう目が開いた感覚がある。

コロナ禍から(好きで勝手に)続けている「振る舞いカリー」も、今年ついに、ケータリングデビュー。敬愛するチョリータさんにあやかり「チョリータカリー」としてイベント出店を果たしました。現時点で、来年も2~3件お声がけいただいています。ありがとうございます!

一番人気のエビスパイスカリー
来年は、ボリビアで開発した「トマトクリームチキンカリー」も提供したい。
※写真は生クリーム抜きVer.

自分のできることで周りが喜んでくれれば、なんでもやったらええやん。ええやん、ええやんーー! と、おもう。
スパイスカリーを提供した際、一人の女の子が、
「いつもはどこでお店されてるんですか?」
「わたし、デザイナーなんです。お店してないです。」
お店やってると思わせるくらいのカリーを提供できて、光栄です。

はみ出すこと、囲いを少し空かして外の人も内の人も好きな時に出入りできる「遊び」をつくることが、その感覚がいよいよ大事やん、と思う2023年の年末。ボリビアに風穴を、日本に南米の風を。遊びながら仕事したい。

一緒に活動していた障害者(児童養護)施設IDAI。子どもたちに会いたい・・・

ものをつくる時にも、最終的には受け取る人その人のものになるような隙というか、余白を大事に、と、そこを大事にしてきたつもりではある。
自分の意味、意図を押し付けすぎないような。
その心地いい加減、設計をする。絶妙な。これが難しい。

やっぱり「間(ま)」やなあ。

スコットランドでの修士課程プロジェクト「間(ま)」(2013-14)で
ガラスを割りまくる破壊行為に恍惚感を覚えた私。作品と共に。

そもそも私は「ボリビアに行きたい!」と願って、行ったわけではない。JICAに応募した際は「エチオピア」一本で、希望を出した。その理由は、英語でOKだった点と、エチオピア女性の美しさに見惚れて、(体のラインが美しい)「一緒に働くのは美しい人がいい」という、わがまま、から。
自分の職歴、条件等からボリビア赴任が決まり、そこからスペイン語を勉強して渡航。ここまで魅了されると思ってなかったが、人生はこれだからおもしろい。という意味では、別にボリビアでなくてもいいのかもしれない。
数年後、スコットランドへ渡っているかもしれない。(その時は、旅するカリー屋のスコットランド日記、書きます。)
そのぐらい、なんであっても良いし、なんであっても良い中で、数少ない必須アイテムだけ携えて流れるように生きていきたい。
絶妙な無意味を心に、うまくやることを期待せずに淡々と。
それをこれからの決意として、今年を振り返ってみました。

2023年おつかれさまです。
新しい年が少しでも心安まる時間になりますよう。
わたしは、スペイン語と料理と尻トレ頑張ります!
¡Espero que el 2024 les traiga a todos ustedes mucha felicidad, salud y buena suerte!

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ATSUKINO(アツキーノ)

2006年〜日本でグラフィックデザイナーとして働いた後、2013年に渡英。スコットランドの The Glasgow School of Art で修士号(Communcation Design: Graphic Design)を取得。帰国後はアートディレクター、キュレーターとしてデザインディレクションとともに現代アートの展示企画制作なども行う。海外での生活、旅を通じて得られる新たな表現や人との出会いが次の可能性につながると信じて動く、旅するデザイナーでありアーティスト。南米のボリビア、ラパスにてJICAボランティア活動を終え、ボリビアの障害者×クリエイターのプロジェクトを興すべく可能性を模索中。
http://nakanoatsuko.com/








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