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待ったなしの地球温暖化対策

 日経電子版の記事【温暖化がコメ脅かす 低品質米が40年代に2倍に】は、地球温暖化に対して何も手を打たなければ、コメが白く濁って見える白未熟粒の「低品質米」のコシヒカリでの発生率が2040年代に10年代の2倍に増える、と警鐘を鳴らすリポートです。



 花が咲いた後の実が大きくなる時期に高温にさらされると、でんぷんが十分に詰まらない為に、実の中で光が乱反射して、透き通らずに白く見えるのだそうです。

 ……この記事を読んでつくづく思うのは、地球温暖化の影響が様々な場面で顕在化している現実です。

 それでは、コメなどの農業に限らず、一般論としてどうすれば良いのか、この記事などを通して浮かび上がってくる方策は――

▶地球温暖化にどう立ち向かう

(1)原因療法として(地球温暖化の原因そのものを正す)
  ・・・環境意識の高まりの中、地球温暖化の原因そのものに手を打つ。
   そのような施策を社会に実装する。

(2)対症療法として(地球温暖化の影響を緩和させる)
  ・・・短期的に、(例えば水田の水の管理方法など)現場レベルの対策。
  ・・・中長期的に、(例えば品種の改良など)国・自治体・研究機関など
   で取り組むべき部分。
  ・・・その他、(例えば栽培するものを変更するなど)その土地土地での
   温度特性に合わせて最適化を図る。  など



 地球温暖化という地球の病に立ち向かうには、何よりもまず環境意識を高め、危機感を持って、迅速な原因療法と対症療法を同時並行的に進めなくてはならない、という厳しい現実が今ここにあるのだ、と改めて考えさせてくれる記事でした。



#COMEMO #NIKKEI

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