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『天使の翼』第12章(88)~吟遊詩人デイテのネバーエンディング・アドベンチャー~

  わたしは、友とはぐれ
   新たな道標を探していた
  友はもういなくとも
  わたしは、生きている限り
   歩み続けなくてはならない
  その道が、また再び、
   友の歩む道と交わるかも知れないから
  とぼとぼと歩き続け、
   空腹と疲れ、孤独と悲哀に
   押しつぶされそうになった頃
  星々が光の点となって夕空に瞬きだした頃
  わたしは、
   絶壁のように立ちはだかる
    高山の懐に辿り着き、
    へたり込んだ

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