炎上するプロジェクトのリーダーの特徴

僕はITエンジニアとしていろんな現場を経験してきました。中にはエンジニアをしていると避けては通れない炎上プロジェクトもいくつか経験してきました。炎上プロジェクトをいくつか経験していくうちに、炎上するプロジェクトのリーダーには共通する思考があることに気付きました。それは開発を軽視した安易な作業見積もりをするということです。
システム開発業界のことをあまり知らない人は意外に思うかもしれないですが、システム開発案件のプロジェクトリーダーには開発を経験したことがない人や、あってもそれほどたくさん経験したことがないという人も結構います。プロジェクトリーダーの仕事はお客さんとの折衷や進捗の管理であるため開発技術の能力の高さよりもお客さんとのコミュニケーションが円滑に行えるコミュニケーション能力の高さが必要であると考えられているからです。
お客さんから聞いた開発の内容だけだとそれほどコード量は多くないと思っていたけど、いざ開発を始めてみたら想定以上にコード量が多くなるなんてことはざらで、開発の現場には不足の事態はつきものなのです。そういった現場の場数を踏んでいる技術者あがりのリーダーというのは不足の事態が起こることを加味して工数を見積もるのですが、開発を経験していない人や開発で大変な思いをしていない人がリーダーをすると当然そうしたことが加味されずに工数に余裕がなくなりプロジェクトが炎上する原因になるのです。そしてそのようなリーダーに共通するもう一つの特徴といいうのは、工数の見積もりの甘さが炎上の原因だと理解せずにプログラマーのスキル不足を原因にしてしまうことです。
リーダーの仕事を考えればコミュニケーション能力が重要だということは理解できますが、技術的なことを軽視せず不足の事態は常に起こるものだと考えているということが大切なんじゃないかと思います。

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