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アトピー臨床日記

筋肉の形に対して湿疹が出るのは、筋肉への意識が低い場合があります。意識が低いとは、コリやこわばりを自覚できていない、肩こりを感じていない、その筋肉をうまく使えていない。そんなかたへ、私は「意識高い系を目指して筋トレをしましょう」と言います。ただし、この言葉は男性向けに伝える言葉です。その真意を含めて解説いたします。

湿疹に筋トレが有効な理由とは?

マッチョに湿疹やアトピーの方が少ない印象を受けます。あってもほんの少し痒みがあり、重症化しにくい方が多いです。もし、そんな傾向があったとしたらどんなことが考えられるでしょうか?私は2つのことを考えました。

1:筋肉が多いと栄養素を貯蓄できる

豚肉を食べるとビタミンB群をより多く摂りやすい印象があります。その理由は昔CMで「元気の源ぶたミンパワー」というのを見た記憶があるからです。確かに豚肉にもビタミンB群は含まれています。しかし、どんなものにも大概、栄養素は満遍なく含まれているので、偏りなく食べるのはいいと思っていました。

話を戻しますと、そんな豚肉にはビタミンB群も含まれています。水溶性のビタミンは摂りすぎるとお小水として排泄されてしまうとよく耳にします。その理由は、お小水の色が黄色く濃くなることからかと思います。

確かにビタミンB群を摂ることでお小水にも出ますが、摂取した分の余剰分全てが排泄されるわけではありません。摂取し多分は、筋肉にも貯蔵されます。そのことからも豚肉を食べるとびたみんB群を摂取できるところにつながります。なので、筋肉が多い人ほどびたみんB群を貯蔵でき、皮膚の悩みや問題の解決が筋肉がない方よりも早いのです。

2:筋トレをするとなぜいいの?

アトピー性皮膚炎は、主にアレルギー症状を主体として、皮膚に湿疹が出る疾患です。ですので、まずはアレルゲンの摂取や接触がないかを確認します。その上で、皮膚の感受性などを観察して皮膚のバリアの少なさや汗のかきやすさなど視点を広げていきます。そのような背景からも、アトピーはかゆみを主体とした症候群なのです。

では、なぜ、筋トレがいいのでしょうか?その理由は、かゆみやすいという感受性は、皮膚の感覚過敏という要素もあるからです。感覚過敏を解消するには、皮膚に様々な刺激を与える、皮膚以外にアプローチをすることで解消できます。というわけなので、筋肉にアプローチする筋トレが有効なのです。

続く。

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