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ふくらはぎ(下腿三頭筋)について話してみた。

 こんにちは。最近は冬らしく寒い日が続いていますが体調など崩されていませんか?調子が悪い時は無理をせずゆっくり休んでくださいね。さて、今回はふくらはぎ(下腿三頭筋)についてお話しをしていきたいと思います。

下腿三頭筋ってなんだ?

 下腿三頭筋は第二の心臓とも言われています。これは心臓から流れてきた血液を心臓に送り返すポンプの役割をになっているからなのです。

『血液が心臓から足趾まで流れるのが動脈』
『足趾から心臓までに帰るのが静脈』

血液が心臓というポンプで全身に流れます。しかし、指先にまで流れた血液は毛細血管を介し静脈に流れます。しかし、静脈には血液を押し返す能力がありません。そのため血液を送り返すために下腿三頭筋の収縮を使います。そのため下腿三頭筋は第二の心臓なんていう呼ばれているのですね。他にも筋肉として運動に使われていますので以下で簡単に説明していきます。

下腿三頭筋の部位名称

 下の画像をみて下さい。右足が皮膚を一枚切りはなした腓腹筋です。左足は腓腹筋を切りはなした時に現れるヒラメ筋です。つまり下腿三頭筋は上に腓腹筋、下にヒラメ筋という二層構造下となっています。

 下腿三頭筋という名前は筋肉の頭が3つあるから下腿三頭筋と言います。以下の図で確認していきましょう。🧑🏻‍🏫

左足(3):ヒラメ筋 ・ 右足(1、2):腓腹筋

 1、2は2頭合わせて腓腹筋といい、内側にある頭(1)を腓腹筋内側頭、外側にある頭(2)を腓腹筋外側頭とそれぞれに名前がつきます。(3)は腓腹筋の下にヒラメ筋という筋肉があり、頭が1つとなっています。

下腿三頭筋の動脈と静脈

赤い血管 動脈
青い血管 静脈

 上記写真のように、四肢(両手足)の動脈と静脈は伴行しており、この静脈を伴行静脈といいます。仲良しですね。動脈からの血管は指先で毛細血管に変わり静脈へとバトンタッチをする仕組みになっています。例えるならば優秀な高速道路です。渋滞は起こしません。渋滞が起こると…なんていう話は今回は脱線になってしまうのでよしておきますね。🙊(言わずうずうず)

筋肉と静脈の位置関係

 静脈を筋肉と合わせて写真でみると、筋肉に張り付くような静脈を確認することができます。この様な構造になっているため、筋肉の運動により静脈で血液を押し返してくれるのです。

下腿三頭筋の筋肉の機能

 下腿三頭筋は二つの筋肉とも腱がアキレス腱となって踵に停止し、足首を下げる(底屈)という役割があります。力も強く筋肉と腱ともに弾力性あります。 

腓腹筋

 腓腹筋は日常でつま先立ちなどの瞬発的な動作。スポーツではランニングやダッシュ、ジャンプなどで発揮してくれます。
 筋肉の起始は大腿骨から始まり停止は踵骨につく二関節筋(関節を二つまたいでいる)。ストレッチをする時は膝を伸ばした姿勢でアキレス腱のストレッチを行います。

ヒラメ筋

 ヒラメ筋は日常で歩行立位時に体が前に倒れないようにするなど持続的に力を発揮する時に力を発揮してくれます。スポーツではランニングやダッシュ、ジャンプなどで発揮します。
 筋肉の起始は腓骨や脛骨から始まり停止は踵骨につく単関節筋(関節は一つしかまたがない)。ストレッチをするときは膝を曲げた姿勢でアキレス腱のストレッチを行います。


終わりに…

 この様に筋肉には色々な機能があります。生活の質の向上のためや能力の向上に筋肉トレーニングをするなら知っておいて損はありません。これからも少しずつ筋肉についてもお話をしていこうと思います。一緒に筋肉について楽しんで学んでいきましょう!

 皆さんの生活がより良いものになりますように。🙌

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