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クアドセッティングをもう一度見直そう①

 本日はクアドセッティングについてお話しをしていこうと思います。どうぞお付き合いください。


クアドセッティングとは

 クアドセッティングは大腿四頭筋のトレーニングですが、筋力の向上というよりも筋収縮を促すといった目的で使われるトレーニングです。
 大腿四頭筋の筋力低下は変形性膝関節症の発症の原因(女性では結果が認められたが男性に対しては認められなかった為、必ずしもとは言えない。)にはなり得るが、進行を止めるということには結果が得られなかったという研究もあります。しかし、徐痛としては有意義な結果が得られ、これは膝関節の完全伸展が行われることで滑膜や脂肪組織の滑走が正常に行われ、代謝も活発に起こることで痛みが軽減されると考えられます。
 それでは以下で大腿四頭筋について説明していきますね。

大腿四頭筋の解剖と機能

 大腿四頭筋は膝関節の伸展作用をもつ。大腿直筋、中間広筋、内側広筋、外側広筋からなる筋肉が集まった総称。

中間広筋
・大腿部の深層に位置する強力な筋肉。
・膝を伸展するために活動する。
内側広筋
・大腿部内側にある筋肉。
・膝を完全伸展するのに必要な筋肉。
内側広筋が作用していないとエクステンションラグ
 (軽度屈曲位)の原因

外側広筋
大腿部外側にあり大腿四頭筋において最大の筋肉
・膝を伸展するために活動する。

中間広筋・内側広筋・外側広筋

大腿直筋
・大腿四頭筋の中心にあり、唯一の二関節筋
・膝関節伸展および股関節の屈曲にも働く。
・広筋群よりも瞬発的な動きの貢献度が高い

大腿直筋

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