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ここがすごいよバンクーバー その1 多様性編

この記事では私がバンクーバーで暮らしていい意味でこりゃすげえと思ったところを不定期に書いていきたいと思います。
なので特にまとまった形式ではなく、散文的にお届けいたします。

第1回は多様性についてです。

バンクーバーはコスモポリタンな街です。
ありとあらゆる人種の人たちがいますし、街を歩けば様々な言語が聞こえてきます。

そうすると普段の自分の言動もユニバーサルにしていかざるを得ません。
日本人には通じることが目の前の人に通じるかわかりませんからね。

なので、自分のやりたいこと、して欲しいことをわかりやすくはっきり最初に言う、かつ身振り手振りも入れて大袈裟に、というのが私流のコミュニケーションのコツです(と言っても大声を出したり叫んだりするのはNG)。

私が受けたIELTSのSpeakingのテストで試験官の言っていることが速くて聞き取れず、「Could you say it again, please?」と言ったら全く同じスピードで言い直されて2度目も聞き取れなかったということがありました。

「もう1度言ってくれませんか?」ではなく、「もう少しゆっくり言ってくれませんか?」と言わないといけなかったんですね〜。

相手が日本人だったら「あ、速くて聞き取れなかったのかな」と気を利かせてゆっくり話してくれそうなものです。

こういうことは頭でわかっているのと、そのときの言葉、相手の表情や空気まで含めた実体験で理解するのとは全然違います。
これは少なくとも私の日本の生活では得られなかった感覚です。


それから人種や性別、体型、年齢について軽々しく口にすることはなくなりました。どこで誰が聞いていて自分の発言が差別的だと取られるかわからないのと、やっぱり誰かが傷つくかもしれないなぁというのがこれほど多様な環境の中で生活していると実感できるので。

と言っても萎縮して発言でないというわけではないです。
日本でも明示的、暗黙的に限らず言っちゃいけないことってありますよね。
それと同じです。その意識が広がったというか。
別に日本で言っていいということではないですが。


こう考えると多様性って想像力の先にあるものだな〜とぼんやり思います。
ただ想像するってことが画一的な世界にいるとほんとに難しい。

アイクぬわらが「日本人は差別的なのではなく、ただ知らないだけだ」と言っていたのを思い出します。
どこにいてもちょっとした実体験で想像力は働くようになります。

では今回はこれくらいで。

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