気になってる香水がありまして、値上げ前に買うかどうかを、たっぷり悩んでいました。

ほしい容量的に、実際そんなにお値段変わらないかな…とか、
スパッと決まらないってことは、香りに何か引っかかるところがあるのかなぁ、とかとか…

1月にえいやっ！と心を決めてボトルで買った香水は、本当に引っかかるところが何もないくらい、
作られた香りだっていうことを忘れるほど、
つけていると私の大好きな香りでいっぱいになって、いつでも〝私〟に戻れるような、
私は私でいて良いんだな〜と思えるような、そんな香りです。

悩んでいたものは、
元々シャネルで値上げ前にほしかったのリップなんですが、見に行ってタッチアップをした時、
帰りがけに香水も見せてもらっておすすめしてもらったものです。

私が気になっていたものとは別に、
店員さんが、お客さまのイメージに合いそうだと思って…と持ってきてくださったものでした。

ムエットにつけて嗅いでみて、あら？私これ好きかも…と思いました。
というか、不思議なことに「私こういうイメージで見られるの、嫌じゃないかも。対外的に纏たいのは、こういう香りかもしれない…」と思ったのです。

これ、ちょっと私にしては〝めずらしい〟です。

一つは、まわりにこういうの…と言われたイメージを、すぐに「いいですね〜」てなるのって、私としてはめずらしいんです。
似合うものや、趣味嗜好も雑多めなので、何か一つのイメージが強く反映された場合があったり、
なんだかんだ、私の好みの我が強いので…

でも今回のこれは、
自分の好きなものを、まわりがどうでも、世界が全く関係なくても、着たいものを最近集めて着ていれて、
それ込みの印象でお姉さんが選んでくれたから、
私が好きなものがそう見えるならそれっていいなぁ、と思えたからなのかな、と思いました。

だから多分、その香りも私の好きなものだったし、最近の〝装い〟に満足している、ということだと思います。

もう一つは、対外的にどううつるかを、香りについて考えたところです。

香水って、まわりにどんなイメージを与えるかを考えて選んでつける方も多いかな、と思うんですが、
私の場合は、そのベクトルがまるっと抜けてるタイプだと思ってました。

世界に全く関係なく、服を選ぶように、
私は香りも、心のすぐ近くに寄り添ってくれて、自分一人で楽しむためのものを選んで、
そういう付け方、味わい方を自然とメインに考えていたし、そうしていました。

でも多分、それが1月に買った香水で満たされて、
その部門の1位がしっかり心から納得する形で埋まっているので、そこから、「次」にもしくは「他」に目がいくようになったのかなぁ、と思います。

安心安全なホームが万全な状態で、だからちょっといつもと違う寄り道をして、新しいお店を開拓できる、みたいな、そんな感じ。

という感じで、ちょっとめずらしい体験だったのですが、その場では買わずに帰ってきてから、
1日通して試してみて、良い香りだなぁ、と思いつつ、でも決めきれずにいたのですよね。

ちなみに私がつけた時の香りについて、
ふんわりお花のノートも広がりますが、甘すぎず、清涼感もあるけどさわやかすぎず。
軽やかだけれど一癖もあるというか、ちょっと変わったスパイスも感じるようなバランスが良く、
そして、私個人の印象として、ニュートラルというか、好きなユニセックス加減…みたいな感じです。
こういう絶妙な塩梅や、私のツボをおさえたものがちゃんと全部入っているのって、なんだかんだ次いつ出会えるかわからないんですよね…

また、突破的にジュエリーブランドさんに試着に行こう…！と先週末になった時、
もちろん1番お気に入りの制服を取り出して着て出かけたわけですが、
どうにも足が重く、多分勇気が出ないかもしれない…私大丈夫かな……と家を出る前から思っていたので、その香水のミニサイズをバッグに忍ばせて行ったのですね。

自分との付き合いは自分が一番長いですから、予感は的中、慣れなくて正面突破出来ない私は、
百貨店のトイレで一息ついてから、
あっ、持ってきたシャネルの香水つけよ？！と力を借りたシーンも実はありました。

結果、カルティエやブルガリさんにも試着に行けたのは、その力があったからなのかどうかは分かりませんが、
あとひと押し、何か勇気がほしい…！という時に、私の中で候補にあがる対象だということはたしかで…

自問自答ファッション教室にて、憧れるの人として挙げた中にココシャネルさまもいたので、
その意味合いが強いかなと思うのですが、
シャネルの香水もまたファッションジュエリーなんかと一緒で有名ですから…その中の１つをつけたくないか？といえば、そりゃ私に合うものがあったらつけたい！し……

ただ、日々つけたいけど、オフィス向けではあまりないかな…控えめに香るようにつければいいんだけど…

などなど、で迷っていたら、値上げ前の最後の週末、もとい私のお休みは過ぎていたわけです。

ここまで決められなかったなら…と思ってたんですがね、とっても幸福なことがあったので、買うことにしました。
というか買いました！
だから↑の写真なわけですけどね〜！
はい、本日すべり込みでお迎えしてまいりました☺️

Xで「良いことがあったからリングとかほしいな〜」と言っていた、良いこと、とは全然別なんですが、

なんかね、過去に私が趣味で作った本が、海を渡ったそうです。

このご時世、ネット環境があればアクセスできる場所に、公開しっぱなしにしている小説もあるので、海外の方に読んでいただいた機会もあったかも…と思うのですが、

なんだかその事実が、感想メッセージをいただいてわかりまして、
最初はただびっくりしたんですが、心での受け止めに時間がかかったのか、すぐにはお返事を返す手が動かなくて、

いやいや、お礼のお返事返さなきゃ〜〜と、拙い文字をぽつぽつと打ち、

(なんで感想やメッセージへのお返事には、あんなに上手く語彙が出てきてくれないんでしょうか…
いつも不思議だし申し訳なく思いながら、出来るだけの頭をふり絞っています……)

送信ボタンを押してから、じわじわ、すごく嬉しくなってきて、その方やいろんなことへの感謝の気持ちと、あぁ、幸福だなぁ…という感情が出てきたのです。

だって、メッセージをくださっていなかったら、私はこの先も知らなかったろうし、
私は本を出す時、後から好きになってくれた方がいれば…なんて思って、在庫が残るように本を作ってたりするんですが、
発行から少し間が空いていたのに見つけてもらえて、「紙の本でほしい」と思ってもらえるのって、本当に本当に幸福なのですよね。

話が少しズレてしまいましたが、とりあえず、とってもとっても幸福な出来事だったのですね、私にとって。

ふわふわしたまま、この気持ちを残しておこうと思って、語彙力のない日記を手書きし、

夜寝る前までふわふわ、じわじわと嬉しかったので、

あぁ、この悩んでいた香水を「〝幸福〟の香りにしてしまおう」と思いついて、
試していたミニサイズのものを、いつも寝香水をつけるところにひとふき、ふんわりそのにおいを胸いっぱいにすいこんで、寝たのでした。

すっかりと私に馴染んで、どのタイミングよりいい香りに感じました。
香りと私と、それから幸福な気持ちが溶け込んでいくみたいな、そんな感覚でおふとんに入って、
「明日、買いに行こう」と決めたのです。

これはね、私の本が海を渡った記念に買ったもので……なんてシャネルの香水について話出す人は、まぁ珍しかろうと思いますし、
愉快なネタとして話すのもいいかなぁ、なんて思ってますが、

「幸福」の記憶が香りとともに永遠に残るように、香水を買おうと思ったのと同じように、
やっぱり文章でも書き残しておこう、と思ったので、そういうnoteです。
私の心持ちで、このnoteではどの香水かは書かずにおわらせてください。
(気になる方は、お会いした時なんかにこそっと聞いてもらえたら、多分こそっとお返しします)

ということで、
〝良いこと〟〝幸せなこと〟があった時にする、記念なお買いものはいいぞ…！というnoteでした。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました〜！
みなさんのもとにも、「幸福」な夜が訪れるよう願って💐