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入院を機にはじめた耳読書が、新しい趣味に。ずっと読みたかった『罪と罰』も読了【50歳からのオーディオブック】

オーディオブックはどんな風に使われているんでしょうか?
over50歳のユーザー様の活用法を紹介していく、「50歳からのオーディオブック」連載。

今回は、入院をきっかけに使い始めたという駒形さん(63歳)にお話を伺いました!今では散歩のお供にオーディオブックが欠かせないという駒形さん。ワイヤレスイヤホンで広がったオーディオブックの世界とは?

■入院をきっかけに利用開始 今では散歩のお供に

――駒形さんがオーディオブックを使い始めたきっかけは何でしたか?

使い始めたきっかけは、1年前の入院でした。もともと知人から「耳で聴く本があるよ」と教えてもらって、オーディオブックは知っていたんですが、入院中に使い始めることにしたんです。オーディオブックについて調べたら、ちょうどイヤホンを無料でもらえるキャンペーンをやっていたのも後押しになって、audiobook.jpの聴き放題 年間プランに登録しました。

最初に聴いたのは、『青天の霹靂』(劇団ひとり著)でした。すごくおもしろかったです。そこから日常的にオーディオブックを聴くようになっていきました。

――今は、生活の中でオーディオブックをどんな風に聴いていますか?

駒形:基本的には午前中に散歩へ行くので、その際に聴いています。それ以外は、家事をしている時ですね。掃除機をかけながらとか。あとはゲームをしながら聴いたりもしますし、あとはバスで移動している時にも聴いています。先日は確定申告の準備で帳簿をつけながら聴きましたよ。

自然豊かな道を散歩しながらオーディオブックを聴いているそう

■オーディオブックでずっと読みたかった『罪と罰』も完読

――色んなシーンで活用くださっているんですね。実際にオーディオブックを日々使ってみていかがですか?

耳が暇な時間は、ずっとオーディオブックを聴いています。本当に、毎日欠かさず使っていますね。もともと本を読みたい気持ちはあったのですが、なかなか習慣化できなくて「悔しいな」という想いをしていたんです。でも、聴くだけであればとても楽だなと。

たとえば、『罪と罰』(ドストエフスキー著)のような大長編はいつか絶対読みたいと思いつつ読めていませんでしたが、オーディオブックだと最後まで聴けたんです。そういう経験があったので、入退院時より今のほうが手放せなくなっています。

――『罪と罰』もオーディオブックで完読されたんですね!かなりのボリュームがあったと思いますが、聴いてみていかがでしたか?

オーディオブックだと1週間ほどで聴き終えましたが、いつも続きを楽しみにしていました。ずっと「読んでみたい」と思いながら読めていなかった作品でしたから、60代になってから少しでも内容を知られたのはよかったです。

こういう本って実は多くて。例えば、芥川賞を受賞した作品も読みたいとは思いつつなかなか手が伸びなかったりしたのですが、オーディオブック版があると気軽な気持ちで聴くことができるようになりました。

――たしかに、作品名は知っているけど意外と読んだことがない本ってたくさんありますよね。他にも印象的だった作品はありますか?

いろんなジャンルの本に触れたいので、とにかく色んな作品を聴いてます。聴き放題で使っているので、新しい作品が追加されたらとりあえずダウンロードしてみる感じですね。2日に1冊くらいのペースで聴いてます。

夢をかなえるゾウ(水野敬也著)は、シリーズを全部聴きました。非常におもしろかったですね。あとは、利休にたずねよ(山本兼一著)や、『眉山』(さだまさし著)も最近聴いて好きでした。小説を楽しく聴く時間が好きなんです。

少し違った意味で印象深かったのは、『ライオンのおやつ』(小川糸著)ですね。ちょうど入院しているときに、病棟で一緒に入院している方にお勧めしたいなと思いました。でも、そのときには紹介できなくて。聴いてみてほしいな、と思ったのを今でも覚えています。

あとは、これから三国志(吉川英治著)を全部聴きたいなと思っています!

■読書が好きな友人と、本の話も

――もともと本を読むのはお好きだったのでしょうか。

オーディオブックを使い始める前の読書量は、ほとんどゼロでした。気持ちとしては、本当に読みたいんです。でも、本を買っても読めずにいたり、パラパラめくってみてもすぐにやめてしまったり、ということが多かった気がします。

実は息子や娘、それから孫は読書が大好きなんです。私もこうしてオーディオブックで本に触れるようになったので、いつか本の話をしてみたいですね。

――オーディオブックを聴くようになっての変化はありますか?

聴いていて、活字が欲しくなるときもあるんですよね。「これってどういう漢字だっけ」なんて調べたり。紙の本を読もうという気持ちが芽生えたり、新しい言葉を知るきっかけにもなっています。そういう意味では、勉強にもなっているかもしれません。

あとは、知人と本の話をするなんてこともありました。先日、たまたま知人が本を読んでいたんです。その本を私はオーディオブックで聴いていたので、「私もそれを読んだよ」みたいな話をしたりして。

――周りの方にオーディオブックをすすめるとしたらどんな方にすすめたいですか?

私の叔母ですかね。最近「やることがないのよ」と電話がかかってくるんですね。目がしょぼしょぼしてきたと言っているので、「オーディオブックというのがあるよ」と教えてあげたいですね。

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