見出し画像

2022年間個人的ベストアルバム TOP5

作曲が忙しく、いまいちnoteが書けない時期が続いていましたが、年ベスはしっかり書かないとな、と思い立ってようやくこれを書いています。

多くの深めの音楽好きが年間ベストをnoteに投稿していますが、僕はニッチな音楽にそこまで通じていないため、『ポップ』を軸に5つ選んでみました。


第5位
Quality Over Opinion/Louis Cole

Thundercatと並ぶフューチャーファンク二大巨頭のイメージがあるLouis Cole。
This Is What It Is/Thundercatなどと比べて、情報量は多くありつつもスッキリしているアルバムでした。程よいデジタル的な音色の抜け感、楽曲の丸さや甘さはVulfpeckの2ndに近く重すぎないグルーヴ感が心地良い作品です。



第4位
CLASH/Charli XCX

個人的には、POP 2ぶりに疲れない所謂ハイパーポップのアルバムで、Charli XCX入門にもおすすめできる作品。
楽曲のノリ的にバラエティに富んでいて、全体的にキャッチーながら楽曲それぞれの個性が立っている感じがします。図書館でめちゃくちゃ聴いてます。



第3位
t‐mix/Tohji

今年からちょっとずつヒップホップを聴くようになって、その中で最高に格好良かったアルバム。僕はヒップホップのアティテュードがいまいち苦手だったんですが、Tohjiはそういう部分があまり前に出ていなくて聴きやすかったです。

透明感のあるトラック、日本的で靄がかったような美しいリリック、時に優しく時にエモーショナルに繋がれていくTohjiのメロディアスなフロウ。どれをとっても1級品に違いないクオリティです。

あと話がズレるんですがkzmの新譜『pure1000%』もめちゃくちゃ良かったです。Tohjiがフィーチャーされている『TEENAGE VIBES』も併せてぜひ。



第2位
Being Funny In a Foreign Language/THE 1975

車やら電車に乗っているとき、迷ったらとりあえずかけていた、そんな新譜ながら定番感のあるアルバム。

THE 1975のフロントマンであるマティーのインスタのストーリーやインタビューを色々見漁りましたが、やはり地に足がついている、という事がずっと念頭におかれていて、AORの往年の名作を思わせるどっしりした出来栄え。

ポップでダンサブルなTHE 1975印のポップスはもちろん、先行シングルとして僕のTwitterのタイムラインをザワつかせていたM4『Part of the Band』、先述したAOR感たっぷりの名曲『Oh Caroline』も印象深いです。
彼らのディスカバリーの中でも1番好きかも、と思いながらいつも聴いています。




第1位
BADモード/宇多田ヒカル

最高です。間違いない名盤。ここまで鮮やかにキャリアハイを更新し続ける彼女のポテンシャルに目眩がします。

日本語と英語の曲が織り交ぜられたバイリンガルアルバムでありながら、それによるポップ感の減衰は皆無。言語間の発音の違いによってかえってメリハリがついている節さえあります。

M4『PINK BLOOD』のサビ(?)のメロディの節回しやM5『TIME』のスネアずらしなどリズムの妙が前作同様巧みに用いられており、日本語らしい叙情性と、社会越しに自分や周りの人々に目を向けたような海外的な歌詞も冴え渡っています。
アルバムに携わったのはお馴染み小袋成彬にイギリスのFloating pointsやA.G.COOK、そしてSkrillexと多彩。2022年は「何だかんだ言って宇多田ヒカルが優勝」の1年でした。


結束バンドのアルバムを待っている話

山田リョウが1番リアルなバンドマンぽい


アニメ『ぼっち・ざ・ろっく』をご存知でしょうか。本アニメ内で結成されたバンド、結束バンドのアルバムが年末に出るとか出ないとか言われているようで、もしかしたらこのランキングがきれいに入れ替わるかもしれないです...


そして最後に、今回紹介した年間ベストから1曲ずつ選んだプレイリストを作成したので、Apple Musicユーザーの方はぜひどうぞ!


また、僕の音楽プロジェクト『からくり屋敷』から初のフルアルバム『TEENAGE TEENAGE』を発表する予定です!先行曲が3曲ほどSoundCloudに上がっているので、こちらもぜひよろしくお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?