必要最低限で生きようとする僕は。

一人暮らしの部屋を見渡せば、ベッドと机と椅子と本棚。
リビングにはこいつらしかいない。
僕がベッドの以外に寝転んだとしてもあまりあるこのスペース。
時々、何かで埋めて安心したくなる。

誰かと比べてその誰かより「何か」もっていた方が生きやすい。
才能でも知識でもお金でも権威でも。

何もない部屋と同じの何もない僕はそう思ってしまいがちだ。
誰にでも勝てる誰かになりたくて。

退屈にすら勝てる「何か」が欲しくてたまらない。
迫りくる現実に勝てるように。
見て見ぬふりを出来ない僕は必死に自分に「何か」を求める。
誰かといるときは「何か」を手にしたつもりで生きて、その僕が本当だと勘違いしてしまう僕。

そんなちっぽけな僕とは違う人たちがいて、その人たちの歌が刺さった。
生きる糧まではいかないし僕には理解はまだ難しいけれど。
かつて、「たった一度、笑えるなら何度でも泣いたっていいや」と力強く歌ったBUMP OF CHICKENを見た以来かな。
「素晴らしい日々をいつか君と迎えられるように」と力強く誰かに伝えようと歌う彼らは僕にはとても光って見えた。

「いつか」を考えられるあなたたちのようになりたいと思う。

「ミニマリスト」 Half time Old

たくさんの人たちから選んでくれてありがとうごさいます。