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2年かけてユーザーコミュニティを急拡大させたインターン生が実際にやったこと

こんにちは、おでかけ情報サービス「aumo」を運営するアウモ株式会社に2022年4月に入社した伊藤貴紀です。
アウモでは2019年4月から丸3年インターンとしてお世話になり、そのまま社員として入社することになりました。

アウモには情報を発信することに興味を持ちライターとして入社し、その後はおでかけコミュニティのディレクターという形で事業に携わってきました。

今回はそんな僕が、未経験でアウモでインターンをはじめてから、どのような業務を担当して成果を残し、入社することができたのかをお話しできればと思っています。

チームのミッションと役割

僕がインターン時代に主に所属していたチームは、おでかけ情報サービス「aumo」の中でも、「比較サイト」のユーザー数を増やすことをミッションとしていました。

aumoの比較サイトとは、全国の飲食店やおでかけスポットの情報を調べたいエリアやジャンルで検索し比較できる、データベース型のサイトです。

比較サイトTOPページ飲食店比較ページ

比較サイトを伸ばす上で重要になるのが、一般ユーザーがaumoに投稿するおでかけスポットに対する口コミで、その口コミの投稿数を最大化させることに注力していました。

口コミは、aumoアプリ内のおでかけコミュニティ内で投稿されます。そのおでかけコミュニティの運営・活性化全般を通して、どうすれば口コミ数が増えるかを考え、施策を実行することが僕の役目でした。

業務の進め方

具体的な業務内容としては以下です。

  • 毎月開催される投稿キャンペーンの企画

  • ユーザーとのコミュニケーション

  • アプリ内におけるユーザー行動の分析…etc

これらの業務を社員である上長と直接コミュニケーションを取りながら進めてきました。

例えば、アプリ上でのユーザー行動の分析等を通して見えた課題から新規機能の案を出し、新規機能がリリースされればその効果検証を行います。その中で得た示唆や新たな仮説を上長に対してアウトプットします。

それに対して上長からフィードバックをもらいながら示唆や仮説の質を上げ、ネクストアクションへ繋げていく、というのが僕の主な業務の進め方でした。

最初はなかなかアウトプットの質が低く、かなり多くの指摘をいただいて萎えることも多かったですが、上長が毎回真摯に向き合ってくださるおかげで、より事実や根拠に基づいて示唆や仮説を出すことができるようになるなど、少しずつ改善することができたかなと思っています。

2年間で大幅改善したこと

先ほど口コミの投稿数の最大化がミッションであると述べましたが、ただ投稿数を増やせば良いというわけではなく、”良質な投稿”を集める必要があります。

良質な投稿 = 他のユーザーの役に立ち、比較サイトのSEOに効果的とされる口コミ投稿

そのため、投稿される口コミにおける、「良質な投稿の割合」を高めることも、投稿数最大化に繋がる大きなミッションの一つでした。インターン時代にはこの割合を向上させることに特に注力しました。

僕がコミュニティ運営を担当し始めた2020年の夏から2022年にかけての2年間で、「良質な投稿の割合」の割合を2倍まで増加させることができました。

大幅改善に繋がった施策

「良質な投稿の割合」の改善のために行った施策の一部を簡単にご紹介します。


施策例①投稿キャンペーンの改善

投稿キャンペーン例

投稿キャンペーンとは、ユーザーの口コミ投稿の最大化を目的とし、口コミを投稿してくれたユーザーの中から抽選で賞品をプレゼントするもので、毎月開催しています。このキャンペーンの設計の改善を行いました。

具体的には、競合サービスのキャンペーン設計や過去に開催したキャンペーンのデータから、当選金額の大小とユーザーの投稿モチベーションの関係について分析し、仮説を立てました。

その仮説をもとに、キャンペーン設計を改善した結果、aumoのコミュニティにおける「良質な投稿の割合」を高めることができました。


施策例②ユーザーとのコミュニケーション強化施策

他コミュニティサービスを見ていると、運営の中の人がユーザーと積極的にコミュニケーションを取っている様子が見られます。

ユーザーと運営の距離感の近さが、コミュニティ運営において大切な要素の一つになるのではないかと考え、僕自身もaumoの中の人としてユーザーとコメント等で直接コミュニケーションを取ることを施策として実施しました。

結果としてaumoコミュニティのコアなファン層の形成が可能となり、継続的に投稿をしてくれるユーザー数を増やすことができました。


施策例③ユーザー紹介記事施策

他コミュニティサービスでは定期的にユーザーからの投稿を取り上げる記事を配信していました。これを参考にaumoでもユーザーからの素敵な投稿を取り上げる記事を作成しました。

意図としては、取り上げられたユーザーのモチベーションを向上させるだけでなく、コミュニティ内でユーザーを取り上げることによるユーザー間の繋がりの促進等です。

結果として記事に取り上げられたユーザーに投稿を継続してもらうだけでなく、コミュニティ内におけるユーザー間のコミュニケーションを活性化することができました。


このようにして社内に蓄積されたデータや競合サービスの動向をもとに仮説を立て、施策を実施し、効果を検証することを繰り返した結果、2年間で「良質な投稿の割合」を2倍にすることができました。

僕がコミュニティ運営を担当した2年間はコロナ禍でユーザー数が減り、投稿件数が減少するなど厳しい場面も多かったですが、細かい施策や地道な施策をコツコツと実施することで、こういった成果が得られたと思います。

貪欲に「スキル習得」をした理由

特に仮説検証プロセスをスピード感を持って行うために、スキルの習得を意識していました。

例えば、効果検証のためのデータ抽出の際に必須となるSQL*文の作成を自分自身でできるよう学習するなどです。

*SQLとは、データの操作や定義を行うためのデータベース言語。

wikipedia

僕は大学は文系学部出身でコンピュータ言語に触れたことがなかったのですが、アウモでインターンをする中で、データ抽出のために貴重なエンジニアの方のリソースをお借りすることや自分でデータを抽出できないことにもどかしさを感じ、SQLを勉強することに決めました。

社員さんの助けもあり、SQLを使用してデータの抽出からデータの加工、分析、施策の実行までを、自分の中で一貫して行うことができ、スピード感を持った仮説検証が可能となりました。

アウモではインターン生にできることだけを任せるのではなく、できないことにもチャレンジする機会をくれるので、はじめは存在すら知らなかったSQLを自分のスキルとして身につけることができました。

入社の決め手は「裁量の大きさ」と「スピード感」

僕がアウモに入社を決めた主な理由は、裁量の大きさスピード感です。

裁量の大きさはいろいろな企業で最も良くアピールされる要素の一つだと思いますが、アウモほど裁量が大きい会社はあまりないと思っています。なぜならアウモでは、インターン生でも会社における重要な役割を担えることを実感したからです。

上長から言われたことをただやるのではなく、自分で考え自分で行動することがアウモでは求められます。それは社員でももちろん同じで、年次に関わらず誰もが裁量を持って事業をけん引していくことができます。就職活動を通して他社の選考を受ける中でも、アウモのインターン生や社員が持つ裁量が他社と比べて大きいということを改めて感じました。そのためアウモではたくさんのことに挑戦し、自分次第で成長することができると感じ、入社を決めました。

二つ目のスピード感に関して、aumoはサービス開始から5年が経ち、月間約1,500万人が利用するサービスになりました。そのため、事業成長のスピードが非常に速く、業務レベルでも1ヶ月前と今ではやっていることが全然違うということがよくあり、その度に新しいことへのチャレンジが発生します。

インターン時代の3年間でもたくさんのことにチャレンジさせてもらい、その度に成長をすることができたと感じています。引き続き「aumo」のスピード感のあるサービス成長に携わりたいという思いから、入社を決めました。

今後の意気込み

入社時の写真

これから社員として働かせていただくわけですが、社員になるからといって、何かが大きく変わるわけではないと考えています。というより、インターン時代から「インターンだから」ということに壁を持たずに社員と同じ気持ちを持って働いていたと思っています。ただ、できないことへのチャレンジを通して、自分にできることを増やしていくということは、今までよりも意識していく必要があると考えています。

インターン時代にも大きな裁量をもらっていましたが、アウモでは社員として年次にかかわらずより大きな裁量を持ち成果を出すことが求められます。そのためには、できないことへのチャレンジを通してスキルや知識の習得が必要不可欠だと考えています。

インターン生の時よりもチャレンジ精神を持って仕事に取り組み、より大きな成果を出していけるよう邁進していきます!


p.s.
入社2ヶ月後の僕の現在の姿がこちらです。

aumoが好きすぎて髪の毛をaumoカラーにさせていただきました(笑)


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