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パリと言えば……。

2022年コメント
 「マクロビオティック」というのは、マクロ(大きい)+ビオ(生命)+ティック(術)を合わせた造語です。近頃は変な略称が現れて、〝マクロビ〟などという呼称がありますが、これでは意味不明です。私は変な略称が嫌いなので使いません。どうしても略すとしたら「マクロビオ」です。
 マクロビオティックは、現在二つの潮流があります。桜沢如一氏の弟子である久司道夫氏がアメリカで普及させたクシ・マクロと言われるものです。日本のそれと違って、あまりかの気候風土、食生活に合わせたものなので当然違っていてあたりまえです。どちらがどうということではなくて、その点をおさえながら、活用するのがいいと思います。

2010/02/04
マクロビオティックの創始者が、世界への普及をめざした拠点—その1—

 桜沢如一氏が、石塚左舷の日本の食養法と中国の陰陽論を結びつけて編み出した「マクロビオティック」を、世界に普及させようとパリに拠点を置いたのは、1929年のことでした。
 そのパリで、マクロビオティックの今はどんなでしょう?
 クリスマス休暇に、パリに行ってみました。
 まず、ホテルの近くサンジェルマンデュプレにあるその世界では有名な老舗のマクロビオティックカフェに行ってみました。
 お客様はほとんどが女性、どちらかといえば年配者が多かったです。
 人参の生ジュースがブームのようで、どのテーブルでも注文していました。私はとても寒かったので、冷たいジュースはほしくありませんでした。いっぱんに、西洋人は日常の食生活のせいか、寒さに強い感じがします。厳寒の季節でも、コートの下はタンクトップやTシャツといった人もけっこういますから。

フランス語で玄米「GUENMAI 」と表記された店は、入り口が小売店となっていて、
奥にこぢんまりとした客席がありました。
陰陽マークのついたメニューです。あんまりおしゃてっていう感じではなかったけど……。
ジョージ・オーサワこと、桜沢如一氏の著書が並んでしました。
これはなかなかおしゃれな感じでした。
とっても寒かったのでオプションで頼んだ人参スープ。
火傷するくらい厚かったけど、お味が……。それに器が、人参の色は映えないし、
梅干しの壺のようなもので、ちょっと首をかしげながらいただきました。
極めつけはランチプレート。
盛りつけもぞんざいで、お味も……。
ちょっとがっかりしました。でも、バターやミルクたっぷりのフランス料理を食べたくないので、ほかに選択肢があまりありません。後日、再び行ったのですが、年末の休みに入っていました。


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