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旅系ユーチューバーから「酒」まで

旅系ユーチューバーの「旅系」って何だよ、旅ユーチューバーでいいだろうなんて野暮なことは言わない。
迷惑系ユーチューバーは、迷惑ユーチューバーでいいと思うけど。
旅系ユーチューバーを見るとき、大きな楽しみのひとつが食事。その地域地域に特徴的な、電車、船舶、航空機、バス、などなどの移動手段もおもしろいんだけど、やっぱり食事。

食事の中でも、酒。
酒を飲まない、あるいは飲めない旅系ユーチューバーはあんまり面白く無い。酒がないと、何かこう、センターのいないアイドルグループのような感じがする。
酒を飲め、酒を。旅先では酒を飲め。下戸なら旅系ユーチューバーから、旅先食事系ユーチューバーに改名なさい。

酒と言えば吉幾三の『酒よ』。
この曲、「酒を飲まなければやってられい日もある」とか、「酒を飲んだら思い出すあの人」とか、「酒を飲んでみんなで楽しもう」とか、そんなヤワな歌詞じゃない。そんな腑抜けた曲じゃない。
とにかく、何かにかこつけて酒を飲みたい、大酒飲みの曲なのだ。
歌詞を読んでいただくと、すぐに分かると思う。

涙には幾つもの 思い出がある
心にも幾つかの 傷もある
ひとり酒 手酌酒 演歌を聞きながら
ホロリ酒 そんな夜も
たまにゃ なァいいさ

あの頃を振り返りゃ 夢積む船で
荒波に向ってた 二人して
男酒 手酌酒 演歌を聞きながら
なァ酒よ お前には
わかるか なァ酒よ

飲みたいよ浴びるほど 眠りつくまで
男には明日がある わかるだろう
詫びながら 手酌酒 演歌を聞きながら
愛してる これからも
わかるよ なァ酒よ

詫びながら 手酌酒 演歌を聞きながら
愛してる これからも
わかるよ なァ酒よ
わかるよ なァ酒よ

吉幾三『酒よ』の歌詞

ほらね。
とにかく酒が飲みたい。酒を飲むためには何かかこつけたい。えーい、何でもいいから酒だ、酒だ。
大酒飲み、いや、アル中の歌っぽいんだ。

ちなみに、ピンクレティーが唄った、阿久悠作詞の『サウスポー』は、一聞すると恋を野球に喩えた曲のように聞こえる。
しかし、あれは野球をしている女子の歌なのであるが、その件に関しては後日。
今回はこれで。