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小3・小4の壁 ワルも成長の証!

「しあわせなおかあさん塾」に出会い、
不安と自己嫌悪の負のループどっぷりの子育てから
子どもの育ち切る力、学び取る力を信じ見守る土台を構築中(絶賛試行錯誤中)のautumnです。

しあわせなおかあさん塾って?ぜひご覧下さい↓


わたしがおかあさん塾に入ったのが、長男小3、次男小1の三学期スタートの時でした。
3年生という大きな変化を見せてくれているタイミングで、児童期の心理的発達の仕組みを学ぶことができたのは、非常に非常にラッキー!我ながらナイスタイミング!運がいいぜ!と思いました。

9歳、10歳に子どもがどんなふうに成長し、変化し、それがどこに繋がっているかを知っていると、受け止め方が全然違ってくるからです。

今は全てオンラインのレッスンになっているおかあさん塾ですが、対面でおかあさん塾が開催されていた時の切り取り動画があります。
塾生さんのお悩みに答えておられる部分のようですね。

【小3小4の壁】子どもに変化を感じたら、それは、子供が成長をした証拠【おかあさん塾レッスンの一場面】

子どもがおうちでダラダラする、というお悩みでした。

うわ〜わかる、わかる、分かる!!
2年生くらいまではですね、家に帰ってきたら、まず手を洗って、学校でこんなことあったあんなことあった、これもらったなど、話しをしてくれ、ランドセルから紙類をワッサワサ出して、なんだかんだ言いながらも宿題やって、それからゲームしたり、縄跳びしたり、本読んだり、あれしたりこれしたり…と、幼稚園生の頃からの延長線の、親の希望したリズムで動いてくれやすい感覚があります。
(幼児期から低学年に生活習慣や自主勉強の習慣がつけやすいというのも実感します)

しかし3年生になると、授業時間もぐんと増え、人間関係も複雑になり毎日マウントの取り合いみたいなことしてるもんですから…
学校から帰ってきたら、もうヘロヘロです。

横のつながりも急に強くなり、仲のいい子たちだけで誘い合って近所の公園に遊びに行ったりも始まる(母の付き添い不要とバッサリ)。
宿題やってからじゃ公園で遊ぶ時間が短くなっちゃう!帰ってきてからやるから!と遊びが優先。
頼もしく感じる成長の一場面です☺︎

たくさん遊んで門限に間に合ったり合わなかったり、帰宅したらお腹も空くし、面倒な宿題があるし、習う漢字の量やばいし、おかあさんは早くお風呂に入れとかいうし…
あーだるいわ〜 って心境になるんですね。

あれ?今まで親の言いなりにしていたけど、宿題先にやらなくてもなんとかなるじゃん!と気がつき、自分の考えや意見が芽生える時期。
別に帰宅してすぐ宿題やらなくてもいいじゃん、と言い放ち、ダラダラするようになる3年生は多いのではないでしょうか。

周りと比べて、みんなはこうだから、みんなもこれ持ってるから、自分も○○したい、と言い出したりもする時期ですね。
たとえば下校途中にみんな遊ぶ約束をしているのに、自分は習い事があっていけない日があると、その寂しさ、取り残され感から、みんなは遊んでる、なんで僕・私だけ習い事行かなきゃいけないの?習い事やめたい!という子も出てくるのが小3っぽい。

その習い事、本人が好きでやりたくてやっているのか?
親がやってみない?と言って、うんやる〜と素直に始めたけど、あれ?これってやらされてるんじゃない?と、親のレールに乗せられていることに気がつくのか?
じんわりとした親の誘導に気がつくファーストステップではないでしょうか。

逆に気が合わない子に誘われても、気持ちが乗らないからうまいこと断ってきて、いい天気なのに家でダラダラしてる日もあったりすると、
この子大丈夫なのかしら?お友達とうまくやってるのかしら?誘ってくれた子に悪いじゃないの…といらぬお節介BBAを発揮したり
適当な嘘をついてきたことを追求して、その小さな嘘にめくじら立てて怒ってしまったり。

たしかに人を傷つける嘘は良くないし、倫理的なことを正しく教えていくことも大切ですが、
自分の立場を守るための嘘、相手に深く追求されないための嘘もつくようになります。
またボキャブラリーが少なく、どストレートな表現で遊ばないだの仲間はずれされただのとすれ違いもたくさん起き、人間関係が複雑になる時期でもあります。

そういった低学年までは見せなかった複雑な思考、距離感、自分と気が合う合わないが分かってくる、嘘を言う、人格の確立が見える時期なんだと学んでいたことで、わたしは長男が見せる成長を激しく動揺することなく、見守ることができました。

知識はお守り。その言葉を体感した中学年でした。

上記動画に質問があったということで、その回答動画もあります

詳しく児童期の解説がされている動画です。
細かく、おかあさん塾のレッスンの内容ダダ漏れじゃない?と思うほど詳細な解説動画です。じっくりお聞きくださいね。

「小3はトラブル三昧」という言葉が出てきますが、本当に低学年の時期には想像もつかなかった悩みにぶつかる親御さんもいらっしゃるかもしれません。
しかしその悩みが起きるのは、順調な育ちの証拠なのです。

人間いい面だけしか持っていないわけではなく、悪の部分、ワルの部分も持ち合わせている。
それが噴出するのがこの3〜4年生の時期に集中している事をあらかじめ知っていれば、そんな悪ガキっぷりを見ても、あぁ成長しているんだな〜とどんと構えて見守れる。
そうやって見守ってもらいながら子ども同士の中で大切な能力を身につけ、それが自立につながるのだと思います。

親の前で安心して素の自分を出してくれている事って、正しいことはきっと耳タコレベルで子ども達も分かっているけれど、自分の中に芽生える悪い感情やズルい感覚も、親がそのまま受け止めてくれると信じているから。
その経験は子どもにとって本当にしあわせだと思うのです。無条件で自分の存在承認してもらっている子どもは強いですよね。

もう一つ、なんと車内で撮影された熱いメッセージ動画も↓

ちょっとだけ青山さん怒ってますね(笑)。
子どもは困っていないのに、親のフィルター越しに勝手に困ってないか?悩んでないか?問題児扱いしてないか?という、青山さんの静かな怒りがビンビン伝わってきます。
塾生もですね、要するに以前のわたしみたいに自分の不安を我が子に被せてるようなお悩みを口にするとですね、ピシャッと怒られます(笑)。
子どもはすでに完璧で、完全で、自ら育つ力を持っているにもかかわらず、親がそれを踏みにじっているのを見透かされた瞬間、叱られます(笑)。

3年生は集団ができる時期、という特徴を聞いた時、自分の子どもはひとりぼっちで過しているタイプだとしたら、あれ?うちの子大丈夫?と不安になるかも知れません。

仲間に入れない困り感や寂しさをおかあさんに話してくれているなら、話してくれた事にありがとうと言って気持ちに寄り添い、担任に相談も必要かもしれません。

しかし、一人で過ごすのが好きな子もいます。みんなで遊ぶ時には遊ぶけど、群れは嫌い、という子もいます。たとえ集団化する3年でも高学年でも中学生でも。

本人に困り感がなければ、そこは子どもの個性として見守りましょう。群れる必要を感じないという個性。みんなと同じでなきゃと自分を我慢して合わせなくてもうまくやれている子は、本当に強いと思います。

親は集団に入ってない=うちの子おかしい、と解釈する必要もないし、
うまく集団に入れるように先回りする必要もない。
本人が望んでもいないのに、「あなたのために」と考えてする行為は無駄の極みです。それは生きる力を奪うのです。
この過指示、過保護、過干渉について、おかあさん塾では繰り返し学ぶと同時に、我が子の成長と共に奪った力がどんなものだったかを目の当たりにします。

大丈夫、目の前の我が子の持っている力を信じましょう。今の状態に一喜一憂せず、今できないだけ、いつかできるようになる、と未来思考で見守り、接していきたいですね。

最後の動画の後半には、学習・勉強についての話しも出てきます。
勉強のことも青山さんのYouTubeにはたくさん動画があります。ぜひ見てくださいね。
この動画に出てくる国語力、語彙力は、全ての土台です。
私はとある学校で勤務していますが、学力が伸び悩む子の共通点はどの科目であれ国語力、語彙力、読解力の不足を教員は口にします。テクニックや暗記では乗り切れない場面が学びの中にはあるので。
親子の関わりの中で、その言葉の力を身につける関わり…ぜひ、気にかけていきましょう。

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