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3年全カリキュラム終了!

学部3年次の全授業、課題提出が完了した。
この1年間美味しい魚の学業はどう為されたのか、大学の授業の視点から振り返ってみたい。

授業を振り返る上で最も定量的な指標は成績評価であろうが前期はまずまず。後期の分はまだ出ていないが、多分よくないと思う。前期は耐えられていた丸の内線の満員電車が日に日にしんどくなってしまい、元々朝に弱いこともあり通学がままならない時期があった。このあたり、怠惰で片付けられるのか名前のつく疾患なのかは分からないが、生得的な特性故と思われるので、争う術を見つけたいし、このあたり今後言葉にしたいテーマである。

そして、生物という科目の特性状どうしても学部授業は知識に重点が置かれ、レクチャーは退屈になりがちである。このあたり、高校生物と共通の課題かもしれない。それでも研究紹介ベースの授業や、プログラミングの授業は大変面白かったし、レクチャー形式であっても豊かな知識から織り成される語り口に心を躍らされる日も少なくなかったことを付け加えておく。

前期後期を通じて履修内容は大きく3つに分けられる。いわゆる座学の授業、実験、フィールド実習だ。
 実験は、正確には実習と呼ばれ、各研究室が2週間〜1ヶ月ずつ担当してくれる。ベーシックな技能の習得を狙った実習もあれば、教員が進行中のプロジェクトの予備実験のようなことをさせられることもあり、個性が出て面白い。先に述べた通り授業の成績はぼちぼちであったが、実習では良い評価を頂けることが多く、将来研究者を目指す自信につながった。実習は面白いテーマが多く、自分自身熱意を持って取り組むことができた。
 フィールド実習では三崎の臨海実験所に3回、日光植物園に1回足を運んだ。合計3週間もフィールドに身を置いたことになり、貴重な経験ができたと思う。特に、採集した生き物が昆虫、植物、海産無脊椎動物のいずれでもあっても同定してくれる人間がいるというのは、この先分類学を志さない限り実現しないと思われる。
 日光では20人分超の夜ごはんとしてカレーを作った。備え付けのガスコンロが死んでいて、急遽先生がカセットコンロを買いに行くというアクシデントはあったが楽しく調理から食事まで完遂することができた。
 先日の臨海実習では魚類の精子の活性化条件を探る実験でカレイを用いたのだが、実験後に3尾捌いて戴く貴重な経験ができた。精子を絞った後に白子を食すのは気持ち的に微妙だったのだがうますぎてみんなの箸は止まらなかった。さっきまでそこからスポイトで精子とってたのに…。

白子ポン酢と煮付け。全部私が作った。
立派なマコガレイ。右型の個体から滲み出てるのが精子そのもの。

具体的な成績詳細を投稿することは、もっと発信したいことが他にあるので恐らくないと思うが、万が一留年したら報告します。面白いので。

なんだかかなり固めの記事になってしまった。。。それではまた明日、挽回に乞うご期待。

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