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17:Kauai⑨ Waimea CanyonⅠ

 ハワイ諸島の中ではカウアイ島は大きな島ではないが、この渓谷は「太平洋のグランド・キャニオン」と呼ばれるほど「長さ約22km、幅約2km、深さは実に1,000mを超え」他のハワイ諸島では見られないスケールを持つ。

 事前に調べていた時の写真そのままの渓谷が圧倒的なスケールとしか云い様がない姿で駐車場からすぐの場所で展開していた。

 カウアイ島のキャパシティだからこそ実現する同時に見渡せる贅沢な渓谷と海のコラボレーション。

 朝早い時刻の渓谷到着が斜めの陽射しで渓谷に陰影を付け見事だろうことは承知していたのだが、予定として組むには無理があった。代わりに午後から夕方にかけてゆっくり尾根伝いにドライブしながら渓谷風景を堪能する。*遠くに見えるのは滝

 不謹慎ながら「絶対滑り落ちた人がいた筈」と足が竦んだ。

 アイルランドのモハーの断崖同様、形だけ警告がされているが柵は無い。

 *正規の展望台は柵も設置され整備されている。此処からの眺望は遮るものが無く180度楽しむことが出来る。

 悲しいかな人は危険な匂いがする方へは自然といざなわれるようで、獣道よろしく踏み固められた所を辿っていくと写真中央窪みに見える「注意警告立て看板」とご対面となる。 

 数百万年という気が遠くなる歳月をかけ、世界一の降水量を誇る標高1,569mのワイアレアレ山から流れ落ちる雨水が赤土の大地を削り取った結果がこのワイメアキャニオンを創り出した。自然の造形美には敵わない。

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