「十二人の死にたい子どもたち」

監督:堤幸彦
制作国:日本
製作年・上映時間:2019年 118min
キャスト:杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙

 映画タイトルは如何にもという「12人」。古くは1957年アメリカ映画「十二人の怒れる男」日本でも1991年「12人の優しい日本人」とあり「12」という数字は映画においては饒舌。それに加え「死にたい」と言わせるのが「子ども」。
 タイトル通りに「子ども」のつもりでスクリーンを観るが、どうしても殆どの出演者が実年齢の20代が透けて見え違和感がある。途中から「子ども」は意識外としてしまった。「死」に対する感受性や捉え方は年齢でも大きく変化するあたり、キャスティングで驚かせることをセールスに加えずせめて15,6歳で役者を揃えて欲しかった。

 全く期待していなかった分(ノーマークだった)、期待値が低いと多少評価は上がる。とは言え一回目はまどろみながら半分近く眠ってしまい、フリーパスのお陰で今日観直すが対して差がなく、これはこれで残念な展開。
 低予算映画で興行収入を上げた『カメラを止めるな!』程まではいかずとも、今は廃院となった病院だけを舞台にし、「死のサイト」から集まった子らが「死」をめぐる話を展開とする。
エンドロールが流れ冲方丁氏の名を確認し、そう酷くはないプロットの意味に納得はする。
 本筋とは違う部分で楽しんだ事が高校生が多かった館内の様子だ。途中までは笑いさえ(一か所)起こりながら、授業についていけない生徒のように
実際映画の中で「何を言っているの理解できない」と台詞があるように、高校生もまた決して難解ではないにも関わらず話の展開と共に静かになっていく。映画が終了し聞こえる会話もドラマやマンガを見た後のような感想。

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