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脳動静脈奇形の治療体験談⑬~回復~

どうも、ざいあんです!

今回は脳動静脈奇形の治療中の入院で回復していく様子を記していきたいと思います。『しんどい』とか『辛い』が最近多かったので、ちょっと軽めのトーンで書きますね。

術後の3日間は辛い、ということばかり記載しておりましたが、4日目からは大きく変わりました。
4日目になると、呼吸の息苦しさや頭の痛さが和らいでいきましたし(痛み止めを使ってではありますが)、ご飯も残さず食べられるようになりました。まだ倦怠感はありますが、面会に来た家族ともコミュニケーションが取れるようになりました。

主治医の先生は、僕が回復している様子を見て、術後からずっとぐるぐる巻き付けてあった頭の包帯を解いてくれました。傷口を見ると、ホッチキスのような金具で皮膚を固定していました。

「一部抜糸しますねー」とホッチキスのリムーバーのようなものを取り出したので、「いやいや、これは抜『糸』じゃなくて、抜『金属』だろ」と心の中で突っ込みを入れるも束の間、「いてっ!!」先生は固定していた金属の1/4くらいを次々と外していきました。痛みはそこまで強くはないものの、外した時には涙が出ました。正に鼻をぶつけた時のように自然に涙が出る感覚です。残り3/4は退院が近くなってから外す、とのことでした。

その日からシャワーを浴びれるようになりました!久しぶりのシャワーは気持ち良く、2~3時間で目覚めはするものの、その日から寝付けるようにはなりました。

随分シャワーを浴びてなかったせいか、身体中は痒くかったのですが、感じる痛みが弱まってきたからこそだろう、と前向きな考え方も出来るようになりました。

もう5日目以降は倦怠感や痛みはあれども、『辛い』と思うことなく過ごせるようになりました。同じ病室の人たちともフランクに会話出来るようになり、暇な時間を過ごすために持ってきた本やパソコン等も自由に使えるようにまで回復しました。

回復状況を見て、先生も「やはり若いと回復も早いね、来週頭には退院出来ると思うよ」と話してくれました。と、いうのも、脳疾患はほとんどが60代以上であり、30代で入院する人も少ないのだとか。

「検査を行って問題なければ翌週前半には退院しましょう」と言ってもらいましたが、「検査をまたやるのか・・・」という絶望感が込み上げ、あからさまに嫌がる顔をしたところ、「前にやった足から通す太いカテーテルではなく、今回は腕からのカテーテルですから前より楽ですよ」との反応、でもそれを聞いて少し気持ちは楽になりました。

次回は最後の検査と退院した時のことを綴ります。
体験談も退院のことを書いたら後書けるのは経過観察くらいでしょうか。
追加で書いて欲しいこととか質問とかもしあればいつでもコメントくださいね!

それではまた!

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