見出し画像

#1_全盲2年目山ちゃんの困りごとを賑やかに考える会



こんにちは。AMAI Labです。
今回は記念すべきAWAI Lab第1回目のワークショップのレポートをお送りします!
今回はりょもがリーダーとして企画・ファシリテーターを行いました!

ワークショップタイトル

全盲2年目山ちゃんの困りごとを賑やかに考える会

開催背景

SDGsやソーシャルビジネスなど、社会課題に対して多くの人々が様々な形で取り組んでいます。課題について深く理解し知識をつけることはとても重要です。ですが時には、専門知識ではなく「楽しさ」や「ユーモア」が事態を好転させることもあります。 本イベントの目的は遊んだり体を動かしたり冗談を言いながら、課題との関わり方を探究することです。

今回のゲストである山ちゃんは、緑内障により約2年前に全盲に。
現在はミュージカル出演や乗馬、視覚障がい者用PCの習得など様々なことに挑戦しています。

皆さんは全盲の方がどのような悩み事を持っているか想像がつきますか?

  • 自動販売機で飲み物を買う

  • ウィンドウショッピングをする

  • 文字を書く

などなど、普段私たちが何気なしにやっていることに不便が多く、自販機もおにぎりもおみくじ状態なのだそう。
ということで今回のワークショップではそんな悩みを”賑やかに”解決できるアイデアを出し合いました!

ワークショップの概要

1. アイスブレイク|生まれた場所が近い順に円になり、自己紹介!
2. ブラインド体験|目隠しをして近所の神社でお賽銭をする
3. メインワーク|山ちゃんのお悩みごと解決アイデア出し
4. 勢い任せのプロトタイピング

1. アイスブレイク


初めましての方も多くいるので生まれた場所が開催場所である池袋から近い順に円になり、自己紹介を行いました!

近くは足立区、遠くはなんと沖縄!池袋からの距離は2,123Km!

2. ブラインド体験


悩み事を解決するには、全盲での生活を体験すること!
ということで、近くの神社まで目隠しをして白杖を持ち、お賽銭をしに行きました。

100mくらいのまっすぐな道で車通りもなく危ないところもないですが、
初めて歩く場所ということもあり状況がわからないので長旅に感じました。
お賽銭が変わった形なので、誘導するのが大変でした。

3. メインワーク


山ちゃんから日頃の悩みの共有を受けグループでアイディエーションを行いました。

マイクを持っているのが、今回の主役の山ちゃんです。

山ちゃんの悩み事

この2つの山ちゃんのお悩みを”賑やかに解決”するために4つのチームに分かれ「問い」の形式に変え、アイディエーションを行いました!

アイディエーション内容

  • 買い物が大変
    →「目が見えなくても、もっと自由にショッピングするには?」

  • 字が書けない
    →「目が見えない人ならではの字の楽しみ方って?」

出てきたアイデア

「目が見えなくても、もっと自由にショッピングするには?」
💡アイデア
 スマホと連動して電光掲示板のように悩み事が表示されるバックパック

「目が見えない人ならではの字の楽しみ方って?」
💡アイデア

 その人の筆跡に合わせたフォントを作成し専用アプリと連動したポータブルプリンターで印刷ができる

4. 勢い任せのプロトタイピング


最後は各チームの選りすぐりの案をイラストや演劇、AI画像などでプロトタイピングを行いました!

ドラえもんの秘密道具「コエカタマリン」をオマージュして作成した触れる文字と温かい文字
スーパーにサポートロボットを設置される未来を演劇で表現

おまけ


イベント終了後山ちゃんが聞いてほしいアイデアがあるとのことで、参加者も踏まえみんなでランチを食べました!



AWAI LAbの第一回企画は大成功に終わりました!次回の企画もお楽しみに!★ ワークショップの申し込みはこちら
https://peatix.com/user/20762937/view

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?