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ボールペンはお財布ですか?

もしくは「お支払いはボールペンですか?」でも可である。
我が敬愛するスターバックスよりすごいものが出てしまった。
とにかく見て欲しい。

スターバッカス(スターバックスに行く私のようなカス)が
すぐに飛びつきそうなガジェットだ。
ペンなのにコーヒー代を支払うことができる。
いや、ペンの形をした電子決済ツールなのかもしれない。

ああ、目に浮かぶ。
胸ポケットからさっと出したペンで決済し、
でっかいテーブルでマックブックを広げ、
イラレを開いたり閉じたりするのを10回繰り返した後、
noteで1行書いては消す作業を15回繰り返したりするバッカスたちの姿。
終始ドヤ顔なことだろう。

そんなことは差し置いて、誰がこんなことを考えたのだろう。
ペンが決済ツールなるというアイデアは常人では思いつかない。

かっこいいところを見せようと、お財布からお金を出そうとする男性を
「お前引っ込んでろや」みたいに制する女性。
手元の白いボールペンでスマートに決済を済ませる。

変態的な発想なのだ。
男のプライドはもうズタズタなのである。
プライドなど脳屁圧で吹き飛ばしてしまったミスターセンクスとしては、
こんな自立した美女に奢ってもらえると考えただけで
昇天汁200デシリットルがにじみ出るのだ。

業界っぽく言えばシーン開拓なのであり、
スターバッカスたるものこうであれ!というメッセージにも見える。

私は悔しいのだ。
支払い×ペンというとんでもない組み合わせを出したアイデア。
社員の反対を押し切り発売までもってきたその情熱。
おそらくこの人物はマーケッティングにも関わっている。
動画の撮影時も全裸監督さながらのディレクションを見せたに違いない。

私はこれに支払い×肛門で対抗する。
今後スターバックスの支払いではある儀式が行われる。
こちらである。

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チップが肛門についている以上、このくらいしないと反応しない。
野原しんのすけ先生はこちらを「ケツだけ星人」とおっしゃっているが、
先見の明があるとしか私には思えない。
肛門決済の父なのである。

出すべきなのかという疑問を持つ方もいるだろう。
それには2つの理由がある。

1つ目は、
非接触決済とはいえなんとなく履いていない方が反応が良い気がするからだ。

2つ目は、
これはシーン開拓だということを忘れてはいけないのだ。
今まで人々が気づかなかったケツの使い方を開拓せねばならぬ。
そのためにはどうしても、どうしても脱がねばならぬ。
絶対に脱がねばならぬ戦いが、そこにはあるのだ。

マジレスすれば、
こういった一見無駄なものが人々の生活を少し豊かにし、
新しいコミュニケーションを生むのだと思うのだ。

そういった視点で見れば、このボールペンは単なるロゴ入りではいけなかった。
どうしても決済しなければいけない理由があった。

私の目から見て、このボールペンは売れないと思う。
いや、バカ売れするかもしれない。
正直わからないのだ。

しかし売れることが目的ではなく、
豊かさやコミュニケーションの醸成をうたっているとしたら、
さすがスターバックスだなとスターバッカスはそう思うのである。

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