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記憶とバリケード

神社の門は固く閉ざされ
ミスターセンクス達は
境内にも入れずに帰ることになった

これは去年の今日の話である

仕事始めの日には
毎年終業後に初詣に行くことにしてる
先日も書いたことだが
こういうルーティンは崩してしまうと
何か良からぬことが起こるのではと
不安にゅいになってしまうのである

夕方になってそのことを思い出して
そうだ!今年も初詣行かなきゃね!
そう言い出した瞬間に
部署の一番若造がこう言い始めた

センクスさん何言ってるんですか
去年行った時はまさに門前払いで
境内も入れず帰ったじゃないですか

その話を聞いても半信半疑だが
確かにバリケードのような門に阻まれ
中に入れなかった記憶が蘇ってきた

この初詣未遂という事件は
そこそこのインパクトがあるはずだが
完全に記憶から抹消されていたこと
それにビッ栗と栗鼠してしまったのである

記憶というものは曖昧で
忘れたり書き換えられたり
非常にYAKKAIなものである

大事なことは流石に忘れないと思いつつも
完全に忘れていたセンクスは
記憶力が悪いのか
それとも老化現象なのか

顕在意識では大事なことと思いながらも
潜在意識では大事ではないと思っていたりして

いやいや初詣をどうでもいいなんて言ったらあかん
舐めたらあかん!
人生舐めずに
これなぁ〜めてぇ〜

ということで今年も初詣未遂!
合掌しながら合唱!

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