見出し画像

理解と固執

30代のミスターセンクスは、
20代のミスターセンクスよりも自分を知っている。
それは色々な経験から多くを学んだからである。

何か感じることがあれば、
自分自身と対話し、
より自己理解を深める。

それは今までの経験から原因と結果を探り、
良い結果をさらに導けるように、
悪い結果を2度と導かないように、
行いや考え方を改善するという、
人間誰しもが持っている学習能力である。

その改善案はマイルールとしてONOREに落とし込まれる。
アレは積極的にやるようにしよう、
アレはもうやらないようにしよう。

夜更かしすると次の日元気で過ごせないから、
12時までに寝るようにしよう。
こんな具合である。
これは夜更かしをして寝坊してしまったり、
次の日をぼーっとしたMUNOU状態で過ごしてしまったり、
そういった失敗から学んだ結果であると言える。

ふと思うことは、
自分のために良かれと思って決めたルールによって、
失われてしまうものもたくさんあるよねということである。

より良い状態を作るために決めたルールであるので、
遵守することに固執してしまいがちになる。

極端な固執は罪悪感となり、心身に悪影響を及ぼす。
12時までに寝るようにするルールの人が、
12時半まで起きていたとする。
明日はひどい日になると最悪の気持ちである。

その気持ち自体が、明日を最悪にしていないだろうか。
本当は体も元気で頭もきちんと働いているのに、
罪悪感と経験値によって明日を決めてしまう可能性がある。

自己理解をするとき、べき論をかざしてはいけない。
べき論は結果的に最悪な明日という最悪の結果を、
無意識に作り出してしまうからである。

理解するのであれば、こういう傾向もあるよね程度がちょうど良い。
少し余白を残すことで、少しのルーズさを許容できるからである。
さらに普段はしない夜更かしをすることで、
新たな自己理解を得ることができるかもしれない。

自己理解の進行と
それによってできたマイルールへの固執。
凝り固まるということはこういうことなのだろうか。

今ミスターセンクス ができることといえば、
べき論を捨てベッキーと熱い一夜を過ごすことくらいである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?