雨の朝である
スターバックスにコーヒーを買いに行く
車のエンジンを始動させると
センクスフォンに入っている音楽が
ランダムに流れ出す
今日の曲はBamboo Swingという
日本人にアーティストの
雨という曲である

外は雨だし曲も雨だし
なんたる偶然か
必然なる偶然を見つけ
雨だというのに少し嬉しい気持ちになる

2007年に発売されたこのアルバムは
17年前の作品とは思えないほど鮮明だ
雨という曲は独特の暗さや憂鬱さを携えるが
ちょっと優雅さを感じたりもする

さらにいえば雨の後に収録されている
Someday My Prince Will Come
ディズニーの「いつか王子様が」である
主旋律以外ガン無視しており
一度王子様をぶち壊して再構築した感じ

ミスターセンクス自身の話に戻るが
当時はこういうよくわからないものを見聞きして
自分はどのように感じて解釈するか
そんなことを良くやっていたなぁと思った

今でも好物なことに変わりはない
よくわからないものが想像を掻き立てるからだ
そういう時間が最近減ってきたような気がして
わかりやすいIROIROはAIちゃんがヤってくれる時代に
よくわからないものに向き合う時間は増えるだろうし
それを解釈したつまりそれはよくわからないものが
また新たなよくわからないものを生み出すのだと
それはユニークで面白いじゃないか！

そんなことを思った雨の日の10分ドライブであった

たぬき！！！